【PAN AM】

アメリカ黎明期にあった航空会社、パンナム（日本語の呼び方、英語的にはパナムの方が近い）をテーマにした航空路線拡張経営運ゲーム。

原題：PAN AM
会社：Funko Games
発売：2020年
プレイ人数：2～4人
プレイ時間：60分

ボードには路線（長さが1〜4）があり、長さにより小さい機材では飛べない状態です。飛行機を集め、都市の権利を獲得し、路線を作っていく感じです。一応各場所は競りなのですが、あんまり競りの要素は重要じゃなく（一応意味はあるし妨害できるんですが）それより買い取ってもらえる路線や空港を作るのが重要です。

アメリカの航空会社ですが、いろんなルートでローマに向かっています。基本的にその路線のどれかを運で買い取ってきます。買い取られると収入は減るけど一時的にお金が入るので、そういう感じでお金を増やしてパンナムの株を買うのがゲームの目的です。

都市の権利がちょっと面白く、路線を引く権利というのが「空港を持ってる」「都市のカードを持ってる」「都市と同じ地域のカードを1枚捨てる」「都市と違う地域の2枚のカードを捨てる（ただしその2枚は同地域）」という感じ。この条件が地味に効いていて序盤と中盤と終盤での戦略の持ち方が変わってきたりします（後半には全く要らないカードは捨てやすいとか）。

ソフトな競りとソフトな配置の取り合い、そしてソフトな経営を楽しみつつ、運に翻弄される的なゲームでした。