【クアックサルバー】

ドイツ年間ゲーム大賞２０１８、エキスパート大賞のクアックサルバーです。鍋の中に具材を突っ込むというテーマなんですが、やることは実はデッキ構築に近いです。

原題：Quacksalber
会社：schmit
発売：２０１８年
プレイ人数：２～４人
プレイ時間：４５分

タイトルのクアックサルバーは「やぶ医者」の意味。プレイヤーは薬を調合べく鍋に適当に色々なものを入れていきます。但し入れすぎ注意、白い具が一定以上になると鍋は爆発します。

ぐるぐるしているのがマイ鍋。袋からランダムに具を引いて配置していきます。

具には１～４のポイントがあり、色によって効果が違います。基本的にはポイントの総合計が大きいほど価値の高いものが出来上がり、更に具を買うことが出来ます。

鍋を作って具を買い足して・・・を９回やったらゲーム終了。一番勝利点の高い人の勝ちとなります。

具の効果は様々で、しかもプレイするたびにルールを変えたりできます。

また、先行で進んでいるプレイヤーが強くなりすぎないよう、絶妙なハンデルールがあります。この辺はさすがドイツゲーム。

具を配置していくとこんな感じ。鍋が爆発しなければ買い物と勝利点、そしてトップなら恩恵を受けるサイコロまで振れます。爆発したら買い物か勝利点どちらか。なので序盤は爆発してもいいから購入金を少しでも高くしたりします。

具を袋に入れて、そこから引くため、「欲しくない白を薄めるために量で攻める」のか「効率のいい、高いポイントの具で少数精鋭」を目指すのかが悩ましい感じです。

最初はピンとこないのですが、プレイしてみると運要素と選択要素が良い感じに絡み合って、絶妙なチキンレースに仕上がっています。