ILLIMAT

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【ILLIMAT】

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四季の土地にカードを植えたりしながら収穫する、割と雰囲気のあるカードゲーム。最初何をやっているかわからないのですが、わかってくると仕掛けたり他の人の仕掛けを利用したりと、ちょっとだけ深い戦術に突入できます。

原題:ILLIMAT
会社:Twogether Studios
発売:2017年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:15~60分

プレイ時間にかなりの幅がありますが、確かにやってみるとすぐ終わるケースもあります。

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ボードに相当するのは布で出来ており、ゲームの箱も利用します。この箱で方角に対して季節を割り当てます。その季節の場所にはトランプのようなカードと、特殊カードを置きます。

自分の座る場所に自分用の得点トラックがあり、この得点が17点以上になったらその人の勝ちです。

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ゲーム中、オーカスというオブジェクトが出てきます。カッコいい駒ですが、特に駒の意味自体はありません(一定の条件を達したら貰える追加得点みたいなもの)。

2~13のカードと「1または14」のカードを使います。また、いい感じの絵が描かれた特殊カードがありますが、カードに効果が書かれていないのが難点。

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プレイヤーは「カードを置く」「カードを獲得する」「場にあるカードを合算する」といったアクションが行えますが、季節により出来ないアクションが存在します。夏の場所はすべてのアクションが可能です。

基本的には青のマイナスカードは獲得しないようにしつつ、それ以外のカードをたくさん取ることが目的です。全員の手札が無くなったら1ラウンド終了、一番カード枚数の多い人に4点。青のカードが一番多い人にマイナス2点と一択具合に点数が入ります。また、オーカスは1つ1点。

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プレイ中、どこかの場のカードをゼロにしたらそこの特殊カードをめくり、オーカスを1つ取ります。特殊カードは対象の場で効果を発動し続けますが、その場所をもう一度空にしたらそのカードも獲得して1点。

こんな感じでプレイしていくのですが、カードの獲得方法がちょっと面白いです。

例えば手札に12のカードがあり、場には12が1枚、6が2枚あったとしたら、6が2枚は足して12とみなして全部持っていけます。大きい数字ほど有利なのですが、ルールによっては小さい数字の救済措置もあります(今回は適用しませんでした)。

一風変わったカードゲームですが、プレイしてみるとチキンレースになったり、博打勝負で仕掛けたりと割と展開のあるゲームでした。