郵便馬車

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=郵便馬車=

原題:Thurn und Taxis
会社:Hans im Gluck
発売:2006年
参考価格:4500円
入手難易度:2
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:55~65分
タイプ:ボードゲーム
2006年大賞
各地に拠点を作って行くルートゲーム「郵便馬車」。
2006年ドイツ年間ゲーム大賞受賞など、様々な賞に輝いています。

プレイヤーは郵便会社を経営し、各地域に支店を作って行きます。
盤には地方別に色分けされたマスがあり、それぞれが道で繋がっています。
プレイヤーは地域が書かれているカードを出していき、郵便ネットワークを作ります。
このとき、カードの出し方は道が繋がっている一筆書きになるようにする必要があります。
カードが出せない場合(両端に隣接する地域のカードがない場合)、作ったネットワークは破棄されます。
ネットワークが3つ以上になったら、完成を宣言することで、支店を配置します。
この時、配置の仕方が2種類あります。
・同色の地方のネットワーク全てに配置
・別色の地域のネットワークに1つずつ配置
この制限により、ただ配置していけば良い、という感じではなくルート戦略が必要になってきます。
地域カードは場に6枚オープンにし、そこから取るか山からランダムで取ります。
カードをプレイするときに郵便局長、郡長、御者、車大工から手助けを受けることが出来ます。
カードを更に引けたり、ネットワークが1つ長いものとして判断したり。
毎回の手番で1回使うことが出来ます。

プレイを進めて行き、幾つかの条件に達したら点数チップを貰います。
同色地方の全ての地域に支店を置く、長いネットワークを作る、全別地方に1つ以上支店を配置する、など。
チップ早い者勝ちで、早いほうが高得点になっています。
他人が集めている方向性、自分が出来そうな方向性などを考えて、点数を狙いにいきます。

誰かが一定の点数に達するか、支店を全て置ききったらゲーム終了。
持っている点数が一番高い人の勝ちです。

プレイした感じ、地域を表すカードがいかに引けるか、という点が重要です。
これによって計画がだいぶ左右されます。




逆に言うと、他人の欲しいカードを先に取る、というアクションなどで他人を邪魔するしかありません。
だんだんと広がって行く支店の感じはやっていて爽快です。

地方を独占するか、あちこちに支店を点在させるか、長いネットワークを作るか。
カードと相談しながら最適な点数への道を考えましょう。

拡張シリーズ:侯爵夫人の密使・北部マップ