魔法のひらめ

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=魔法のひらめ=

原題:ZAUBERBUTT
会社:MATTEL
発売:1988年
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:2人~6人
プレイ時間:15~30分
タイプ:ボードゲーム
絶版
1988年作、リヒャルト・ウルリッヒの「魔法のひらめ」。
童話をテーマにしたゲームのようです。

「ようです」と書いた原因は、その童話を発見することが出来なかったのです。
ドイツの童話だと思うのですが、タイトルである「ZAUBERBUTT(ザウバーブッテ)」でも発見できませんでした。

説明書とゲームから類推するに、漁師夫婦が少しずつ良い家に移り住む、という話のようです。
なんかこう、そのひらめを捕まえた夫婦が段々とお金持ちになっていくような感じでしょうか。

プレイヤーは各自、漁師コマと夫人コマを持ち、夫人コマを一番ぼろい家に配置します。
スタートプレイヤーからサイコロを振り、でた目の歩数分移動します。

ここだけ見ると普通の双六です。
サイコロは1~4、そしてひらめの目があります。
移動は出た数分、前にも後ろににも移動出来ます。

棒のマークが描いてあるマスは「試練のマス」といい、ここで袋から棒を4本出します。
マスに描かれている本数以上、緑の棒を出すことが出来たら試練成功。
夫人コマを次の家に置きます。

漁師コマは夫人コマの居る家の次の家までしかいけないため、各家の手前にある試練をクリアしていく必要があります。
但し、出目分移動の為、試練に入れず行ったり来たりすることもあります。

サイコロでひらめマークが出た場合、1~4で好きな歩数を移動するか、ひらめタイルを配置することが出来ます。
ひらめタイルは3枚あり、3枚でたらゲーム終了。
その時点で一番夫人を良い家に配置できた人の勝ちです。
(夫人が同じ家の場合、一番漁師が進んでいるプレイヤーの勝ち)

試練に失敗すると、漁師と夫人は一番ぼろい家まで戻ります。

一番すばらしい宮殿に最初に入ったプレイヤーが居たら、その時点でゲームが終了します。






また、黒い星が描かれているマスは
「後から入ったプレイヤーが居たら、最初に居たプレイヤーを追い出す」
というマスです。

プレイをしてみると、1,2本の試練は可能ですが、3本、4本となると中々難しいと思います。
宮殿に行くよりもひらめ3枚終了を目指すほうがいいかもしれません。
そのあたりの駆け引きを楽しむゲームだと思います。

それにしても、8本中4本しかない緑の棒を4本だす確率、1.4%ちょいしかないのでは・・・
勝負に出て宮殿を目指すか、ひらめで無難に終わらせるか。
試練でスタートに戻されるペナルティは強烈だと思います。