ブクブク

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=ブクブク=

原題:Land Unter
会社:Amigo
発売:2001年
参考価格:1500円
入手難易度:2
プレイ人数:3人~5人
プレイ時間:20~30分
タイプ:カードゲーム
2001年ノミネート
読みとスカシのカードゲーム「ぶくぶく」。
2位を取る人が一番損をするというシステムが特徴です。

運の要素を排除した、読み合いで勝負するシンプルなシステムです。
プレイヤーは1~60の数字のあるカードをランダムに12枚受け取ります。
そして、そこに描かれている浮き輪(全円、半円)の合計値分の浮き輪カードを受け取ります。
この浮き輪カードが体力となります。
水位カード(1~12)を2枚ずつ出し、それに対して数字カードを出していきます。
各人、数字カードを一斉に出し、確認します。
1番数字カードの高い人が、水位カードの好きなほう(低い数字)を引きます。
2番目に数字カードが高い人が、残りの水位の高い数字を引きます。
そしてその時点で一番水位の高い人が、浮き輪を1つ裏返します。
水位は新しく取得すると上書きされるため、高い水位を持っている人は他の水位カードを取得して低くする感じになります。
浮き輪を全て使い、尚且つ最大水位になったらその時点でゲームから脱落。
12回全てのカードをプレイしたら1ゲーム終了です。


裏返していない浮き輪数が点数となります。ゲームから脱落した場合、マイナス1です。
また、ゲーム終了時点で最低水位の人には1点入ります。
ここまでを1ゲームとして、持っているカードをそのまま隣の人に渡し、他人のカードでまたプレイします。
人数分のゲームを行う為、最後までやると必ず全員のカードパターンでプレイすることになります。
最後までプレイして点数を合計し、一番点数の高い人の勝ちとなります。

序盤では場にどんなカードがあるのかわかりませんが、1回やればどこにどんな数字のカードがあるのかわかるようになります。
これにより、積極的にカードを取りにいく攻め時、カードを取りにいかない守り時の作戦を立てます。
2位を取らないようにするという作戦上、数字の高いカード、低いカードはプレイしやすい分浮き輪マークがありません。
数字が中途半端な場合には浮き輪が半円あります。30付近の数字の場合、全円の浮き輪です。
これにより、苦戦しやすいが浮き輪数が多い、という形になります。

簡単なシステムですが、バランスが非常によく取られている気がします。
他の人がどんな作戦でくるのか、どのカードを出して、どのカードを残すのか。
絵にあるひつじを水位から助ける為、カードを取らないように戦略を組んでいきましょう。