ドラゴンイヤー

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=ドラゴンイヤー=

原題:Im Jahr des Drachen
会社:alea
発売:2007年
参考価格:5500円
入手難易度:3
プレイ人数:2人~5人
プレイ時間:75~100分
タイプ:ボードゲーム
手順で全てが決る災厄回避ゲーム「ドラゴンイヤー」。
運の要素の無い、カツカツな展開が楽しめます。

ドラゴンイヤー「辰年」は、中国で厄年とされているようです。
西暦1000年ごろの中国を舞台に、災害を回避するために奔走します。
ゲームでは12ヶ月分プレイを行い、点数を稼ぐ事が目的です。

プレイヤーはお金、2階の宮殿2つ、2人のキャラクターを初期配置として受け取ります。
宮殿は今後人を雇用するのに重要な役割を果たします。
1ヶ月はアクション選択、人材雇用、災厄、点数獲得の順番に流れていきます。
アクションはプレイヤー人数によってブロックに仕切られ、他人が選んだブロックはお金が掛かるようになっています。
これは手番が早いほど有利であり、その手番は雇った人の能力で上がっていきます。
アクションで宮殿の増築、お金や米の取得、直接点数取得などが行えます。

人材雇用では、人材カードを出して雇用する事が出来ます。
カードは各キャラクター1枚ずつと、オールマイティ2枚しかない為、同じ人を何度も雇えません。
また、宮殿に空きがないと既存のキャラクターを破棄する必要があります。
人材はアクションを補佐したり、災害を回避したり、点数を直接もらえたりします。

災厄は最初の2ヶ月は発生しません。その後10ヶ月は何らかの災害が発生します。
飢饉、疫病、他民族の襲来、重税、祭り(これだけ良い事)。
どの順番に何が起こるか分った上で、それらに備えます。
米があれば飢饉を乗り越えられ、医者を雇用していれば疫病のダメージが減るといった具合です。

災厄を乗り切ったら、宮殿、踊り子、ドラゴンなどで点数が入ります。これが毎月の点数収入となります。






12ヶ月プレイしたら、最後に人材数やお金も点数として計算し、合計が一番高い人の勝ちとなります。

手番が早く行えるようにし続けるか、お金をある程度持っていないと、選択肢が非常に狭くなるゲームです。
全員災厄は同時に同じものが発生する為、欲しがるアイテムや人材も被ってきます。
いつ頃から対応し始めるか、諦めてその災厄はまともに食らうか、判断が難しいところです。
最初から最後までカツカツとしたプレイのゲームですが、プレイスタイルの現れるゲームでもあります。