トーテム

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=トーテム=

原題:Totem
会社:Queen Games
発売:1995年
参考価格:?円
入手難易度:4
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:60~120分
タイプ:ボードゲーム
絶版
部族繁栄、人口爆発ゲーム「トーテム」。
食料調達と人口増加のバランスが肝です。

プレイヤーは部族の長となって、自分の部族の人口を増やすのが目的です。
毎ターン、人口が一番多かった村には栄誉である「トーテム」を追加することが出来ます。
トーテムが一番最初に6個連なった人が勝ちとなります。

2人プレイの時には1人2つの部族を受け持ちます。
アイテムは以下の通り。
・盤(4つの部族それぞれに3つの小屋)
・鳥チップ(食料、お供え物になる)
・トーテム(6つ取得すると勝ち。持っている数分呪術が唱えられる)
・人チップ(子供、青年、中年、老人に対し、男女の種類)
・呪術チップ(1人10種類を全て持つ)

トーテムは組み立て式の立体物です。
ボンドを使って最初に作るのですが、作った後に仕舞う方法がありません。

子供、老人のチップは男女が裏表になっています。
青年、中年のチップは青年の裏が中年になっていて、男女別々にチップが存在します。
初期配置では、老人の男、中年の男女、青年の男女2組を持ちます。

呪術チップは、
男しか生まれない、女しか生まれない、双子しか生まれない、など出産に関するもの、
ハンターが倍増する、ハンターが居なくなるといった食料に関係するもの、
疫病や回復など、病気関係のものに分かれます。

プレイヤーは以下の手順を1人ずつ行っていきます。
・呪術決定
・出産
・ハンティング
・食事
・成長
・疫病
・トーテム追加
呪術決定フェーズは、スターとプレイヤーから順にトーテムの数分、呪術を小屋単位に裏向きで置いていきます。
他人の内容が見れる分、後手番の方が有利となっています。
自分が得をする呪術(双子、ハンター倍増)を自分の小屋に。
他人が損をする呪術(疫病など)を他人の小屋に。
対応するフェーズになったら、自分の配置した呪術を表にします。

出産フェーズでは、同じ小屋に居る青年、中年の女性分出産が行われます。
(同じ小屋に青年、中年の男性が1人以上居ることが条件です)
この時、双子の呪術が掛かっていたら、その小屋の出産は倍になります。
出産では、子供チップを放り投げ、上になったほうで性別を決定します。
男女のバランスが重要となります。

ハンティングフェーズでは、子供~中年の男の数を数えます。
人数を5で割った値(切り上げ)が獲得数となります。
13匹の鳥が場にあるので、獲得数分、鳥チップが無くなるまで順にもらっていきます。




後半になると、一気に4、5枚の鳥チップを獲得するようになるので、先手番が有利となります。

食事フェーズでは、村の総数割るを5で割った値(切り上げ)分、鳥チップを消費します。
足りない場合は、「足りない鳥チップ数」分、人を排除します。
この時、老人は排除できません。

成長フェーズでは、老人チップを排除し、その他のチップを1段階ずつ成長させます。
この時、不老の呪術があると、1人だけこの成長フェーズを無視できます。

疫病フェーズでは、疫病を配置していた人が居た場合、その小屋は全滅します。
回復の呪術がある場合、その効果が無くなります。

最後に人口調査をして、1,2位の部族のトーテムを1つ追加します。
同位の場合、鳥チップを生贄にすることでトーテムを建てられます。
この時、老人が1人以上居ることが条件です。老人は村の歴史、誇りを伝える重要な役割があります。
老人が1人も居ないと、トーテムが1つ衰退します(1以下には成らない)。

この流れを繰り返し、トーテムが6個になった部族が勝ちとなります。
全ては呪術の配置が肝となっています。
対抗する呪術は同数でなくても打ち消しあいます。
(男のみの呪術が2、女のみの呪術が1の場合でも、両方とも無効となる)
呪術は防御側が少しだけ有利となっていますが、自分に双子を掛けるタイミングも重要です。
1 世代だけ双子で増えまくっても、後が続かないと高齢化社会となって厳しい未来が待っています。

人口ピラミッドが逆三角形にならないようなプレイが必要です。
呪術をうまく使って部族の人口を増やしていき、栄誉あるトーテムを高くしていきましょう。