ドージェ

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=ドージェ=

原題:Doge
会社:Goldsieber
発売:2000年
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:3人~4人
プレイ時間:60~80分
タイプ:ボードゲーム
絶版
ヴェネチアを舞台にした得票ゲーム「ドージェ」。
他プレイヤーの出方を予想しながら勢力展開をするゲームです。

タイトルのドージェはヴェネチア、ジェノヴァなどで使われた国家元首を指す用語。
ヴェネチア共和国では1797年にナポレオンに降伏するまで1000年以上選出されていました。
元々は大きな権限を持っていたドージェですが、独裁ではなく評議会の意見も大きく取り入れられる仕組みになっていました。

ゲームではヴェネチアに自分の勢力の象徴である邸宅を建てて行くことが目的です。
盤は幾つもの地域とQuarantia(最高裁判所)に分かれています。
ラウンドは最初にプレイヤー人数分の投票、次に開票の順番で行っていきます。
投票では、エリアを表すカードと投票マーカー(1~3)をセットで出します。
何度か投票を行ったら、今度は開票となります。
予め開票するエリアの順番がカードで表されています。この順番もかなり重要となります。

開票エリアでの票数を確認します。トップの人は家コマ2個、2位の人は家コマ1個をそのエリアに置きます。
また、単独トップの人はそのエリアの評議員コマを貰い、移動出来ます。これは移動先で1票分となります。
次にそのエリアが開票するまで効果を発揮します。
評議員コマの権利を使わないで、家コマを他の土地に移動させるといったことも出来ます。

家は幾つか集まると邸宅にバージョンアップします。必要な個数はそのエリアに邸宅が出来る度に増えていくため、早い邸宅完成ほどコストが安いという構造になっています。

家を配置したときや他から持ってきた時に規定個数に達したら即座に邸宅に




出来ます。
Quarantiaは家を置くことが出来ないため、評議員コマをトップは2つ、2位は1つ貰えます。

全てのエリアの開票が終わったら、また投票に戻ります。
5箇所7邸宅か、4ヶ所8邸宅完成したらゲーム終了。条件を満たした人の勝ちとなります。

得票によるバッティングと勢力争い。そして評議員コマを使った順番の妙。
理解するとルールはシンプルなのですが、その分、他プレイヤーの動向が気になるゲームです。