ティンブクトゥ

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=ティンブクトゥ=

原題:Timbuktu
会社:Queen Games
発売:1993年
リメイク:2005年
参考価格:6000円
入手難易度:2
プレイ人数:3人~5人
プレイ時間:50~60分
タイプ:ボードゲーム
2006年推薦
砂漠を舞台にした荷物運びゲーム「ティンブクトゥ」。
泥棒を上手く回避しながら荷物を少しでも多く運びましょう。

西アフリカのニジェール川付近に位置する都市「ティンブクトゥ」。
ここはサハラ砂漠を越えて各地から商人が集う交易地点だったそうです。
金、象牙、塩、奴隷などの交易が盛んな反面、到達が困難なことでも有名でした。
海路開拓によって衰退するまで、非常に栄えていた都市だったようです。

プレイヤーはラクダで荷物を運ぶ商人となります。
人数に応じ、使うラクダ数が変わります。また、人数が多いと距離が伸びます。
交易商品は金、塩、コーヒー、スパイス。ラクダは決められた4品を既に積んでいます。
盤には5ラインの行路があります。このライン全てに泥棒が出ます。
出る泥棒の情報は「ライン」「出る場所(1~5の2箇所)」「盗むもの(2つ)」がセットになっています。
月マークのラインで2番目、4番目から塩と金を盗む、といった具合です。
このセットを5つ分作成し、プレイヤーに1つずつ配ります。配られた情報を見ることで、泥棒を回避します。

泥棒情報がわかったら、スタート地点の5ラインに順番に1頭ずつラクダを配置して行きます。
全てのラクダを配置したらゲームスタート。
全員一斉にラクダ番号のカードを出し、そのラクダを次のエリアに移動させます。
移動するときには2ライン選べますが、荷物を捨てることで他のラインに行くことも出来ます。
逆に行けるラインが全て埋まっていると、強制的に他のラインを選ばなければなりません。
盤にカードのマークが書いてあるマスがあり、ここにラクダが入ったら泥棒情報を全員で交換します。




セットで交換するため、他のラインの泥棒情報がわかるというものです。
交換マスは2つあるので、5ラインのうち、最終的には3ラインを見ることが出来ます。
また、泥棒情報は同じパターンが無いため、残り2ラインもある程度予想できるようになります。

全ラクダが移動し終わったら、泥棒情報を全てオープンにします。
該当商品を持っているラクダは商品が盗まれます。
これを繰り返してティンブクトゥまでたどり着いたら点数計算。

盗まれて無くなった商品数が、その商品の点数となります。
(無くなると言うことはそれだけ希少価値が上がるということで)
持っている商品をこの点数で計算し、合計点で一番高い人の勝ちとなります。

どのエリアも序盤は1つの場所しか知らないため、ある程度保守的な動きになります。
中盤は運と度胸での移動が必要になります。
後半は情報がある程度そろうので、相手の動きともあわせて予想して行きます。

筆記用具を用意して情報を書いておくとよい、という遊び方もあるようですが、個人的には記憶オンリーの方が曖昧になって焦るので面白いと思います。
また、盗まれるものをもう持っていないラクダを使ってブラフを組むのも面白いと思います。
泥棒必須のラクダ運搬。
なるべく多くの商品を運び、商人として成功を収めましょう。