デウカリオン

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=デウカリオン=

原題:Deukalion
会社:Parker
発売:2008年
参考価格:7200円
入手難易度:4
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:50~70分
タイプ:ボードゲーム
配下を引きつれ、船で冒険にチャレンジ「デウカリオン」。
サイコロによるアクションの決定方法が面白いです。

デウカリオンはギリシャ神話の神でプロメテウスの子。
ゼウスによって引き起こされた大洪水の生き残りとして有名です。
ゲームでは神々となって船を操り、クエストに挑戦していきます。

盤には各島と中心の島「アテネ」。そしてヒドラが居ます。
また中央にはサイコロカップを置く所があります。
ゲームの目的はクエストを成功させていくことです。
最初に1枚のクエストカードを配り、場に3枚出します。

クエストは特産物をアテネに持ち帰る、島に到着する、ヒドラを倒すといったものがあります。
早い者勝ちであり、誰かが成功したら新しいクエストが出てきます。
またクエスト意外にも、開拓地に人を送り込むだけで点数が貰える事もあります。

手番ではアクティブプレイヤーがサイコロをカップで振ります。サイコロは1~3の目のみ。
カップには5箇所にサイコロが入るような仕組みになっており、振ると十字の配置になるようになります。
盤にはカップを置く所が有り、どの目をどこに向けるかによって意味が変わってきます。

アクティブプレイヤーが行動を考えている間、それ以外のプレイヤーが順番に行動します。
カップの中央の目がそれ以外のプレイヤーの移動歩数に成るため、どの向きでも変わりません。
プレイヤーは移動歩数分動いて、隣接した島に攻撃を仕掛けることも出来ます。
また、黄泉の国まで帰れば、自分の死んだコマを生き返らせることも出来ます。




戦闘方法は自分の配下コマを振り、表面だったら1点、裏だったら0点、立ったら0.5点。
この合計で島の防御力と競い合います。他プレイヤーの船やヒドラと戦うときも同様です。
死んだコマは黄泉の国に連れて行かれます。
他プレイヤーが行動をし終えたら、アクティブプレイヤーが行動や死亡コマの回復、特殊カードの取得などを行います。

クエストには点数があり、これの合計が12点に達したプレイヤーが現れたら、その人の勝ちとなります。
この点数には、黄泉の国に単独で沢山人が居る人ボーナスというものも入っています。
行動のサイコロは目で決まるものの、配置の仕方で制御が可能です。
戦闘は沢山持っていっても豪快に反撃を食らう可能性があります。
運の要素が強く出るため、ダイナミックな展開になりますが、神話の時代の大らかさと考えると雰囲気も出てきます。
自分の配下を信じ、戦闘で念を込めて振ってみましょう。