1835

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原題:1835
会社:Hans im Gluck
発売:1990年
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:3人~7人
プレイ時間:180~300分
タイプ:ボードゲーム
絶版
ドイツを舞台にした18xx系ゲーム「1835」。
縦長の地形が何とも珍しい気がします。

鉄道経営、会社経営の18xxシリーズでドイツが舞台。
作った会社も幸せなハンスです。
プレイヤーの目的は銀行破産時に一番資産を持っていることです。

基本的なシステムは18xx系と同じです。
株式ラウンドで子会社や株売買。
運営ラウンドで会社の運営をしていきます。
ルールの細かい点で違うところがありますが、大まかには同じシステムです。
ゲームでは固定収入がある会社、株式ではないものの列車を買う子会社などが登場します。
この子会社は最終的に国鉄に吸収され、株になったります。この国鉄は5%という株券が存在します。
盤には高収入の拠点、ベルリンがあります。南北に長いものの、左右は他国に渡れる為、突き抜け収入があります。
時代を反映しているのがフランス。つきぬけ収入が「0/50/0」と書かれています。
列車でも通常の列車のほかに、ドットがあると便利な列車もあります(3+3だと、3駅と3ドット)。
このゲームではドットが結構登場する為、非常にありがたい存在です。しかも廃止タイミングも少し後になります。

株式会社は登場順番が歴史のように決っており、その順番にしか購入、設立が出来ません。
これにより先に走るバイエルン、ザクセンが有利になっていますが、同時乱立が防げるようになっています。
また設立時の株価が選べず、固定というのも特徴です。




また、パーセンテージの高い社長は他人が保有している株を1.5倍で強制購入可能というシステムもあります。
そして100%社長が可能というのも珍しいシステムです。

中盤からは国鉄プロイセン鉄道が子会社の資産と列車を引き継いで強大な存在になります。

18xx系として、様々なシステムが盛り込まれた1835。
時代を踏襲するシステムが要所にあり、創世~混迷~発展のドイツが体験できるかもしれません。