1830

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原題:1830
会社:Avalon Hill
発売:1986年
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:2人~6人
プレイ時間:240~360分
タイプ:ボードゲーム
絶版
アバロンヒル社の鉄道経営ゲーム「1830」。
18XX系は同ゲームのシステムを基本としたゲームです。

プレイヤーは最初の所持金を元手に、鉄道会社の株を買い、設立していきます。
時代が進むにつれ、列車や線路の質が向上すると共に、収益も上がっていきます。
目的は、ゲーム終了時に一番多くの資産を残すこと。経営能力や先を見越す力が必要なゲームです。

ゲームのタイトルになっている「1830」は舞台となっているアメリカ東海岸での鉄道史の年代です。
幾つかの小さな会社がやがて大きくなり、縦横無尽に線路を伸ばしていく点をゲームにした感じでしょうか。
アイテムやルールが多いゲームですが、面白さは折り紙付きです。

まず最初に、プライベートカンパニーと呼ばれる小さな会社の競を行います。
これらにはそれぞれ特徴と、定期的収入があります。
始めにこれらが全て売れてからゲームスタート。
ゲーム中は「株式ラウンド」「運営ラウンド」に分かれます。
株式ラウンドでは、鉄道会社の株を買うことが出来ます。
合計で60%が買われたら、会社設立となります。
また、株を銀行に売ることも出来ます。

運営ラウンドは線路タイルを引く、トークン(駅)を置く、列車を買うといったことが出来ます。
列車があり、マップ上の駅と駅がつながった場合、その区間を走らせることで収益を得ることが出来ます。
収益は株主で分配する「配当」、会社に全て入れる「無配」があります。

列車が購入されていくと時代が進み、更に遠くまで走れる列車や、高収入のタイルを置くことが出来るようになります。
また、プライベートカンパニーを会社に売りつけることで、自分の資金を増やすことが出来ます。
プレイヤーが破産するか、銀行が破産するまでゲームをし、終了になった時点で一番資産を多く持っていた人の勝ちとなります。
会社に存在する資金は足さない為、幾ら会社にお金を貯めていても列車を買うといった会社運営にしか使えません。
資産は、持っている株の株価と現金の合計になります。






ゲームに登場する会社はどれも実在の鉄道会社です。
また、株の運営、線路の配置など、経営の雰囲気が非常に強く出来ています。
最初は難しいと思うかもしれませんが、社長になった気分で色々なことが出来る、奥の深いゲームです。