三国志演義
=三国志演義=
会社:エポック 価格:? 入手難易度:5 プレイ人数:2~8人 プレイ時間:4時間~ タイプ:ボードゲーム |
エポック社が出した戦略級ゲーム「三国志演義」。 君主となって武将を使い、国を広げていくゲームです。 舞台は西暦200年あたりの中国。 黄巾の乱から魏、呉、蜀の3国に分裂、そして併合までの歴史をテーマにしています。
「老」マークがついている武将は老将軍(いいとし)です。 兵士チットは、その兵士の能力を現します。 1(雑魚)~5(強兵)まで。 城マーカーは自分の国に配置することで、領土とします。 裏返しにすると、その国の資金を使った、という扱いになります。 (出陣、武将の登用などお金が必要なときに使用) ゲーム準備は以下の通り。 ・シナリオの場合 説明書に書かれているシナリオ通りの武将、兵士を国に配置して、君主情報をキャラクターシートに記入。 ・フリーの場合 ランダムに選択した武将から君主を選択し、キャラクターシートに記入。 次に順番に国を選択。 キャラクターシートには君主の情報を記述し、続いてカリスマと寿命を決定します。 さいころを2つ振り、出た目で決定します。 カリスマが高いと武将が登用しやすくなり、非常に有利に進みます。 寿命は短いと、君主が寿命で死ぬことがあります。 初期配置が終わったら、ゲームスタート。 以下の手順でプレイをしていきます。 ・天命札を配る (1ターン目にはありません) 全員に天命札を配っていき、事件の場合はその指示に従います。 豊作、凶作、傾国の美女など、国に影響を及ぼすもの。 君主や武将の暗殺など、物騒なもの。 名剣や名馬、部下の知力が上がるといった得をするもの。 巨星落ちる(諸葛亮死亡)、落鳳波(ホウ統死亡)などの特定人物に影響を及ぼすもの。 様々なカードがあります。 また、事件ではない物は手持ちカードとして合戦時や武将登用などに有利に働きます。 火計、水計、新戦法、十面埋伏などの合戦用。 水鏡(すいきょう)先生、三顧の礼などの武将登用など。 ・行軍(3回) 武将の移動、軍隊の移動などを行う行軍が行えます。 軍隊の移動の場合は資金がかかるため、兵士5チット単位(端数切り上げ)で城マーカーを1つずつ裏返します。 3 国移動でき、その間に他のプレイヤー、中立の国に入ったら戦闘となります。 戦闘については後で記述します。 行軍は3フェーズありますが、既に移動した武将は次の年まで使えません。 ・徴兵 使っていない城マーカー分、兵士チットを獲得できます。 マップに赤い四角がある国は人口が多いため、1国で2チット分となります。 この肥沃で人口の多い大都市を巡って戦争が発生します。 また、このフェーズで統治を持つ武将の統治合計分、城マーカーを回復させます。 ・人材登用 武将チットをランダムで3人とり、採用するかを決めます。 武将の全能力値がコストになり、カリスマ以下なら採用できます。 複数人数を雇うときには合計がコストとなるため、有能な武将が同時に来ると採用できない場合もあります。 諸葛亮のように有能な武将はカリスマだけでは取れないので、三顧の礼などを使う必要があります。 また、足らないカリスマを城マーカーを裏返すことで一時的に補うことも出来ます。 (それだけ歓待した、ということでしょうか) 上記の流れを行っていき、大陸の覇者を目指します。 戦闘のシステムを簡単に書くと以下の通りです。 ・一騎打ち 武勇を持つ武将同士の一騎打ちが最初に発生します。 断ったり、一騎打ちで負けた軍は兵士が逃げ出します。 ・合戦 お互い最大の采配能力を見比べ、差を出します。 そして知力の高いほうから攻撃です。 ダメージチャートを元に、以下の方法で計算します。 「兵士数(兵士チットの数字合計)」 「サイコロ2個の合計+采配の差」 采配が高いほど非常に有利となります。 また、攻め込まれた方は城防御があり、自分の防御時に采配に+3を行います。 退却するか兵士が全滅するまで戦闘を行います。 全滅をした場合、兵士の討ち取りチェック、捉えた場合には帰順チェックを行います。 戦闘がシンプルな分、戦略級ゲームとしての色合いが濃くなっています。 残念なのは合戦が武勇よりも采配に比重があるため、有名な豪将の出番が非常に弱くなっています。 この為、これを解消するように追加ルールやハウスルールを付けてプレイしています。 三国志の世界を再現したゲーム。 個人的には非常に気に入っているゲームです。 |
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