【ユーコンエアウェイズ】

本当にユーコンにあった飛行機タクシー会社の経営をする、ちょっと変わったピック＆デリバリーゲーム。

原題：Yukon Airways
会社：Asmodee
発売：2019年
プレイ人数：1～4人
プレイ時間：60～90分

ルールに書いてあるのですが、作者の父親が飛行機タクシー会社を運営していたそうで、その思い出と共にこのゲームが成り立ってるという点が書かれています。もうこの時点でゲームとしてエモい。

エモいエモいを連発しながらインストしていましたが、そもそもルールとして結構不思議なシステムになっています。大抵のピック系ゲームは移動しながらゲームが進んでいくのですが、このゲームは本拠地が決まっていて、お客さんは必ずそこで乗せる。そして目的地は決まってるようで実は決まっていない。

割とお客さんをどこで降ろしてもOK（点数が上がる置き方はあるけど）。手札にある目的地カードが合致すれば色々と良いのですが合致しなくても無理やり適当におろせるというなかなかのシステム。

そして遠くまで行けば行くほど収入も上がりますが、最初の飛行機の性能では不可能。ちょっとずつお客さんを運んでボーナスなどで飛行機性能をアップしたり燃料確保したりします。

ちなみに遠くに行くためには燃料が必要ですが、燃料積むと飛行機に載せられるお客さんが減るというシステム。

最終ラウンドの最後に一番遠くまで行ければ良い、くらいのシステムバランスになっているので、最初は近場で客ニーズを合わせながらボーナスを稼ぎ、カードが上手くはまった時はちょっと遠出。これを繰り返して最後は一番遠くまで行って終了。ボーナスによって性能がかなり上がった飛行機でなんとか届きました。

ゲームのシステムもテーマに沿っていて、ユーコンの飛行機タクシーを運営するというかなり特殊な体験を楽しむ仕様になっていますが、ルールにも書かれてる通りシビアにはできておらず、届くところまででまあまあ回す仕組みになっています。

こういうテーマ寄りシステム結構好きなタイプでした。