故宮

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【故宮】

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明の時代の紫禁城(故宮)を舞台にした政治と賄賂と勢力争いのゲーム。カードを場と交換することでアクションが出来るというちょっと変わったシステムを採用しています。ちなみに箱はデラックスエディションです。

原題:Gùgōng
会社:Game Brewer
発売:2018年
プレイ人数:1~5人
プレイ時間:60~90分

故宮という呼び方は古い宮殿という意味ですが、紫禁城の別称です。世界遺産にも登録されている、世界最大の木造建築群であり明の時代に完成しました(原型は元の時代のも)。その後焼失し、清の時代に再建されたものが今ある紫禁城となります。

ゲームでは汚職が横行していた1570年あたりを題材にしています。

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盤は豪華に紫禁城とその周辺を表しています。

そしてコンポーネント自体もデラックス版なので豪華。

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タイルは木製でしかも色が塗ってあります。役割によりコマの種類も違います。

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盤はメインボードとプレイヤーボード。そして重要なアクションカードがあります。

プレイヤーは自分の番が来たら、アクションカードを盤に置いてあるアクションカードと交換(獲得したものは次ラウンドの自分の手札として自分の捨て山)。

この時、元のカードより数字が大きかったらそのまま効果が発動出来ますが、元以下のカードの場合は対価を払って実行する必要があります。これが上手く効いていて数字が大きいカードが基本的に強いのですが、数字が小さいとおまけアクションが付いていたり、盤にあるカードも誰かが交換したカードなので待ってると数字が下がったりと、ゲームの展開を作ってくれます。

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アクションは複数あり、一番重要な紫禁城での出世(ゲーム終了時に宮殿に到着してないと脱落)、万里の長城の建設船を出してアクションカード自体を増やしたりします。

どのアクションも結構重要ですが、カードによっておまけでついてきたりするので、割とあれもこれも出来たりします。但しアクションをするためにコマが必要な場合が結構あるのですが、このコマは盤上に置いていくと自分の使える総数が少なくなり、出来ることが結構狭まります。

ラウンド終了時に交換で獲得したカードの数字によってコマが補充出来たり勝利点が入ったりします。4ラウンド行ったらゲーム終了。最も勝利点の高い人の勝ちとなります。

要素は結構多いように見えて、選べるアクションはシンプル。ただカードの使い方とコマの運用自体が結構悩ましいので、どうしてもプレイすると2時間くらい掛かります。

マークはわかりやすいのですが、とにかく種類が多い。組み合わせると出来ることが結構増えるので、プレイした感がとてもするゲームでした。