モノポリー カードゲーム

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=モノポリー カードゲーム=

原題:Monopoly das Kartenspiel
会社:Winning Moves
発売:2000年
参考価格:1900円
入手難易度:2
プレイ人数:2人~6人
プレイ時間:45~60分
タイプ:カードゲーム

あのモノポリーをそのままカードで「カードモノポリー」。
やっぱり独占ゲームです。
ちなみに金額の単位はユーロでした。

モノポリーをお手軽に遊ぶ、というような感じで作られたと思うのですが、モノポリーのシステムの「味」が若干するような感じです。
物件集め、独占がそのままテーマになっています。

プレイヤーはカードを10枚持ち、スタート。
カードは以下の種類があります。
・物件(普通のモノポリーと同じ)
・鉄道、電気水道
・家(1~4の数字が描いてある)
・ホテル
・コマ
・ポリーおじさん
・チャンスカード
・GOカード

基本としては「物件を1種類以上集める」ことです。
そしてそれ以外のカードで金額を高くしていくのが目的です。

ゲーム手順は以下のどれかを行います。
・山からカードを1枚引き、1枚捨てる
・他プレイヤーとカード交換
・手札を公開してラウンド終了

他プレイヤーとの交換は、お互いに捨て山を作っていき、自分の捨て山と他プレイヤーの捨て山の交換になります。
交換したいプレイヤーが枚数を宣言。そしてその枚数分、お互い「相手の捨て山から引きます」。
これにより、他人の捨てた自分の欲しいカードを取得することが出来ます。

基本的には10枚からカード枚数が変わることはありません。
そして誰かが手番でラウンドの終了を宣言したらその場でカードにあわせて金額計算。
但しラウンド終了は「何かの土地が独占していること」が条件となります。
そして「浮いているカードが無いこと」も条件です。
これが結構厳しい条件となります。

物件はおなじみの色と枚数。
普段日本語版ばかりやっているので、地名が普段と同じかどうかはわかりませんが。
2枚、または3枚で独占となります。

鉄道、電気水道も今まで通り。家、ホテルをつけることが出来ません。

家は特殊で、1~4の数が描いてあります。
順番に持っている場合、家の効果を発揮します。
歯抜けの場合、高いほうは効果を発揮しません。
家の計算は1つにつき物件と同じ金額。
物件が100ユーロで、家が1~3の場合、全て足すと400ユーロとなります。

ホテルは家を1~4まで全て使えている状態に使用することが出来ます。
逆に家がちゃんとそろっていないと計算に含めることが出来ません。
ホテルは物件に限らず、500ユーロ。

そして、一番強力だと思われるコマ。
1種類の独占土地セット(土地、家、ホテル)の総計金額になります。
土地セットが1000ユーロでコマ3つだと、合計で4000ユーロに。

ポリーおじさんのカードはラウンド終了時に一番多く持っていたプレイヤーに1000ユーロ。
他人が捨て始めたら戦略に入れても良いかもしれません。

GOカードは手札の状態に左右されず、1枚200ユーロ。
チャンスカードは、土地、家、ホテルの変わりに使うことが出来ます。
これで足らない土地も、歯抜けの家も自由自在。
但し、このカードは「ラウンドの終了」を行ったプレイヤーにしか効果を発揮しません。
それどころか、このカードを持っているのに「ラウンドの終了」出来なかったほかのプレイヤーは全ての収入が無くなります。
諸刃のカードです。

こんなカード10枚でセットを作ります。
また、ラウンドの終了を行ったプレイヤーは5枚カードを引き、自分の上がりセットに「高くなるように」プラスすることが出来ます。
ホテルやコマカードがでまくると、非常に高くなります。

何度かラウンドを行い、一番お金を持っていたプレイヤーの勝ちです。

やってみた感じ、カードゲームとしてのお手軽感はあるものの、モノポリー交渉は出来ません。
また、金額を高くするために高い土地以外はあまり必要なくなってしまうのが難点。
(取得時のコストやリスクが無い)




ダイスモノポリーよりは、大分プレイ出来るのでは、と思います。