メディチ

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=メディチ=

原題:Medici
会社:Amigo
発売:1995年
参考価格:4700円
入手難易度:3
プレイ人数:3人~6人
プレイ時間:50~70分
タイプ:ボードゲーム
1995年ノミネート
豪商をテーマにした簡単競ゲーム「メディチ」。
競ですが、運の要素も重要になっています。

余談ですが、メディチ家はルネサンス期のイタリア名家。
銀行家、政治家として名を馳せ、後にトスカーナ大公の君主やローマ教皇を排出しています。
また、ダヴィンチ、ミケランジェロ、ポッティチェリ(ヴィーナス誕生)などのパトロンだったと言われています。

ゲームの目的は、3ターンのゲームで資金を増やすこと。
アイテムは以下の通り。
・盤(5色の商品ピラミッド、得点マス)
・得点マーカー(プレイヤー分)
・商品得点マーカー(プレイヤー分×5個)
・商品カード(5色+無色10点)

ゲームには5つの競対象商品があります。
盤、カードの色で判断しますが、商品についての特徴は特にありません。

商品カードは5色、無色に分かれていて、点数が書いてあります。
色つきは0~5、無色は10が書いてあります。
プレイヤーはこのカードを取得し、点数につなげて行きます。

得点マーカーを盤に配置します。
最初から点数をある程度持っています(人数に応じ)。
この点数が競で使うお金ともなります。

商品カードをよく切り、プレイヤー人数に応じて山を作ります。
(人数が6人の場合は全て使います)
スタートプレイヤーから、以下の手順で競をします。

・山札から、カードを1~3枚任意にめくる。
・めくったプレイヤーの次の人から順に競を行う。
・高値を付けた人が居た場合、その点数を払ってカードを受け取る。




めくるカードは、手番の人の任意で1~3枚選べます。
競は1順のみ。高値を付けた人の勝ちです。
もてるカードは5枚までなので、手持ちをオーバーする競には参加できません。

カードの色、点数を考えながら、妥当な点数で競り落として行きます。
誰も値を付けない場合、カードは破棄されます。

カード枚数の上限があるため、場合によっては5枚に達しない人も出てきます。
山札が無くなったら点数計算。

色に関係なく、持っているカードの合計値を比べて高い順番に点数がもらえます。
また、持っているカードの色に応じ、盤のピラミッドを進めて行きます。
ピラミッドが進んで行くと、10点、20点などが入ります。

以上の手順を3回行い、一番点数の多い人の勝ちとなります。
競に使うポイントが、そのまま点数なのでよく考えて値をつける必要があります。

自分以外の人が全員3枚以上になると、自分は3枚出せば1点で3枚取得できる。
カードをめくるときは1枚ずつめくって行くので、良いカードの時は1枚だけで競をして高値を払わせる。
様々な駆け引きが錯綜するゲームです。

うまい競運用で点数を増やしましょう。