ハンブルグム

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=ハンブルグム(ハンブルグ)=

原題:Hamburgum
会社:Eggert
発売:2007年
参考価格:8800円
入手難易度:3
プレイ人数:2人~5人
プレイ時間:90~120分
タイプ:ボードゲーム
運の要素の無い、手順積み上げゲーム「ハンブルグム」。
資産運用とタイミングが鍵になっているゲームです。

ハンブルグはドイツ北部に古くからある自由都市です。
「湾の城」といった意味があり、現在の市の旗も城が描かれています。
都市の名前が、ハンバーグの語源になっています。

ゲームでは17世紀にあった30年戦争後の復興を舞台にしています。
プレイヤーは収入を得て材木などを買い、教会に寄付して名誉を得る事が目的です。
そのために物資(砂糖、ビール、布)を作り、売ってお金にしていきます。
プレイヤーは手番になったら、ロンデルと呼ばれる円形のマスのコマを動かします。
1~3歩は無料、それ以上は名誉が掛かります。
止まったマスにより、その効果を発揮します。
マスにより、物資取得、売買、船購入、教会での寄付などが行えます。
船は沢山あると物資売却に有利になります。
市場では物資の売却と共に、資材(材木、レンガ、鐘)の購入も出来ます。
教会では、資材を寄付すると名誉の元である、寄付タイルが貰えます。

この流れで名誉を集めていきます。
補佐をする為、ギルドを建てる事も出来ます。
ギルドの効果により、物資取得が多くなったり、寄付タイルの効果が上がったりします。
中盤以降ではギルドの建てかたがゲームの鍵を握ります。

教会は5回の寄付で建立します。
6箇所全ての教会が出来上がったらゲーム終了。




一番名誉の多いプレイヤーの勝ちとなります。

主な名誉は、教会建立者ボーナスと、寄付タイル。
寄付タイルには5点固定でもらえるものや、ギルド数、船数で名誉が貰えるものもあります。
自分の構築したい方向性と、寄付タイル取得の流れが一致すると高得点になります。

運の要素が最初の順番決めしか無いため、後手番の人は不利となります。
初期所持金、初期名誉でハンデが付いていますが、少し弱いかもしれません。
(物資売却の値段は、ギルドで工場を作られると下がる為、後番が不利など)

カツカツな経営で教会に寄付しまくる、ハンブルグム。
盤の裏面では、ロンドンを舞台にしてゲームをする事も出来ます。