万里の長城

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=万里の長城=

原題:Chinesische Mauer
会社:kosmos
発売:2006年
参考価格:2500円
入手難易度:2
プレイ人数:2人~5人
プレイ時間:25~35分
タイプ:カードゲーム
クニツィア作のカードゲーム「万里の長城」。
カードの引きと攻め時、コストなど色々な要素が詰まったゲームです。

タイトルとなっている万里の長城は、中国にある世界遺産。
総延長は6000km以上。日本本州の4倍以上の長さです。
大元は中国の戦国時代に作られ、秦の始皇帝が大拡張(この時は城壁ではなく土盛)。
明の時代に今の城壁型になりました。
(但し、今では崩壊が所々で進み、現在2500km未満だそうです)

ゲームでは、長城の建築現場の監督となり、多くの現場で活躍することが目的です。
4つの建築現場に各2枚ずつの点数タイルが置かれます。
プレイヤーは建築カードを出し、現場を獲得していきます。
手番では、山札からカードを引く、カードを出すという2つのアクションが合計2回出来ます。
カードを出すときは同じ種類、同じ現場であれば同時に複数出すことが可能です。
カードには1~3の数字が書いてあり、これが影響力となります。
また、同じ場所に固まると強い兵士、手番を使わずに出せる騎兵、他のカードを上書きできるドラゴンなど種類があります。
カードが置いてある場所で、自分の番が来た時にその現場での影響力がトップだった場合、点数タイルを貰います。
現場には2つの点数タイルが存在し、1枚目を受け取ったプレイヤーは、その点数分、影響力が減ります。
2つめの点数タイルが取得された時点で現場はリセット。カードを全て破棄して点数タイルを2枚出します。

プレイヤーの山札+手札がなくなるか、点数タイルがなくなったらゲーム終了。
点数タイルの合計が一番多い人の勝ちとなります。




点数は1~8と幅が広く、高いタイルを狙いに行くことが重要です。
但し、1枚目タイルを取ると影響力がその分減る為、どうでもいいカードで2枚目のタイルを取りに行く戦略もあります。
カードの取得はランダムですが、全員同じデッキのため、中盤以降は得られるカードをもある程度予想出来ます。
高い点数の取り合いになり、カードが連なって長城に見えるのが特徴のゲームです。
手軽に出来るのに、遊んだ感の高いしっかりとしたゲームです。