パルミラ

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=パルミラ=

原題:Palmyra
会社:eg-Spiele
発売:1996年
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:40~60分
タイプ:ボードゲーム
絶版
相場と売買の妙を感じるようなゲーム「パルミラ」。
買い時と売り時の流れを感じることが重要です。

タイトルとなっているパルミラはトルコの南に位置するシリアの中央にあります。
世界遺産でもあるパルミラ遺跡を擁し、交易の中心都市でした。
ナツメヤシが名産で、古代ローマ人がナツメヤシをパルマと読んでいたことから、パルミラという名前が付きました。

ゲームでは、宝石、スパイス、ワインを売買しながらお金を儲けます。
盤の外周にはお金を表すマス、中央にはパルミラがあります。
各交易商品はツボで表現し、パルミラから近いほど安く売買できるようになっています。
また、盤にはⅡ~Ⅳの数字が書いてあります。これはプレイ中にカードを置いていくのですが、プレイ人数によってどこまで置いて良いか変わります。
プレイヤーは自分の番になったら、商品を最大2つまで売るか買うか出来ます。
売るのも買うのも、パルミラから一番近い場所である必要があります。
売買を行ったら、手札からカードを出します。
カードには3種類の商品に対し、相場の上下、契約書、役人、蜃気楼があります。
相場、契約書カードはフェーズの最後に力を発揮します。役人は出された瞬間にその商品を持っている人は税金を取られます。
蜃気楼は、相場や契約書のカードの上に載せ、効果を無効にします。
カードは一人1~5枚出します。一気に出すと一気にフェーズが終わりに近付きます。

人数分のエリアに全てカードが載ったらフェーズ終了。
契約書の数に応じ、その商品を持っている人に収入が入ります。同じ商品の契約書が沢山あると跳ね上がります。
(その商品を持っている全てのプレイヤーに入ります)





次に相場の変動があります。
ゲームスタート時の商品の最高値は24ですが、相場変動によりコマの位置をずらすことで、その商品の価値が上下します。
これを3フェーズ行い、一番お金を持っている人の勝ちとなります。

相場カードなど、物に上限があるため、上げた後に上手く売り抜けられるかが決め手になります。
契約書でフェーズの最後に収入を貰うのと、値上がりした商品を売ることでの差益収入がメインのゲームです。
3フェーズ行い、最後に持っている商品を一人1つずつ、全て売ります。この売る順番も結構重要になります。
カード運はあるものの、手に入ったカードと他のプレイヤーの動きを考えながら、儲けが出るように動きましょう。

相場のシステムが視覚でわかりやすく表現されている、面白いゲームです。
結構手軽に出来る、良作という感じがします。