ニューヨーク

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=ニューヨーク=

原題:New York
会社:Piatnik
発売:1995年
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:2人~5人
プレイ時間:40~60分
タイプ:ボードゲーム
絶版
カードにより左右される土地買収「ニューヨーク」。
非常にシンプルな勢力争いゲームです。

1995年、シドサクソンの作品です。
盤は升目上に仕切られています。縦をストリート、横をアベニューで表現し、対応するカードがあります。
プレイヤーは初期資金とカードを受け取ります。

カードは裏側から見てストリートかアベニューか分かるように色分けされています。
それを一緒に混ぜて山札を作ります。
カードを引くときのルールはストリート、アベニューの両方が2枚以上になるまで引き続けるというものです。
これにより、プレイ中にどちらかのカードが偏って多くなったりします。
また、両方ともジョーカーが存在します。
手番ではストリート、アベニューのカードを1枚ずつ出して場所を確定し、そこに自分のコマを置きます。
既に自分のコマがある場合、取り除かなければなりません。
既に他人のコマがある場合、買収になります。買収ポイントのストリート、アベニューを見渡して買収相手のコマが少ない方で買収額が決定します。
これにより、長くならずに纏められた地区は切り崩しが難しくなります。

空き地が4箇所以下になったらストップカードを捨て札に混ぜます。
これがシャッフルされて山札から登場したらその時点でゲーム終了。
カードを引くときのルールで、偏ったときは多く引けるため、片方の選択肢が非常に広くなります。
また、これにより終わりタイミングが読みづらくなるという点もあります。

終了したら、縦横で接続したエリアの最大を1ヶ所2点、それ以外と残り軍資金を1点と計算し、合計の多い人の勝ちとなります。
なるべく1つだけでいいので、大きなエリアを作ることが重要です。




但し、伸ばすのも他人プレイヤーを止めるのも、半分くらいはカード次第となります。
シンプルなシステムに運の要素も入り混じった、良作です。