戦時

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=戦時=

原題:Senji
会社:Asmodee
発売:2008年
参考価格:9450円
入手難易度:4
プレイ人数:3人~6人
プレイ時間:80~100分
タイプ:ボードゲーム
戦争と交渉と人質の戦略ゲーム「戦時」。
出てくるキャラクターがとても魅力的な和風ゲームです。

盤といい、武将といい、恐らく日本が舞台のようですが、正確なタイトルは「時戦」。
漢文のように返り点で読むのかもしれません。
登場する武将も大変魅力的で「ODA」とか有名なものもいるのですが、「DAISUKE」「HANAKO」「EKES」といった謎な人も登場します。
頭の頭文字が別々のアルファベットになるような仕組みです。
盤には日本列島。エリアごとに分かれています。自分の領地にアクションタイル、兵士タイル、武将コマ、城コマなどが置かれます。
プレイヤーのカードデッキを受け取り、ゲームスタート。

ゲームの最初は交渉です。時間が4分間と砂時計で決められています。
この間に「攻めるときの援軍」「不戦協定」「あとで花札カード」などをカードデッキで交渉していきます。

次にエリアごとにアクションを行っていきます。実行エリアはミカドが順番に指定できます。
(ミカドは毎年点数の合計が高い人がなるシステム)
始めに全プレイヤー、各エリアの行動をチップで裏向きに配置していき、それをミカドが好きな順番に開けていきます。
行動は他国に攻め込む、花札カードの補充、部隊の補充、武将の補充など。

戦闘は簡単にサイコロで行います。
自分の家紋(?)が出た数が攻撃力となります。他国の援軍を外交で手に入れている場合、他国の家紋も使えます。

戦闘や不戦協定などで点数が貰えます。
また、多くのエリアを所有しているとそれだけで花札のカードが貰えます。
この花札カードをセットで使うことで高得点が貰えます。






誰かが規定の点数に達したらゲーム終了。
その時点で一番点数の多い人の勝ちとなります。

カードによる簡単外交とサイコロによる簡単戦闘。
戦闘で領土を拡大していくか、内政(花札カード集め)で点数を稼いでいくか。
ルールをシンプルにするためのアイデアが盛り込まれていますが、外交も含めた戦略級ゲームとしてよく出来ています。