数独マスター

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=数独マスター=

原題:Sudoku - Duell der Meister
会社:Kosmos
発売:2006年
参考価格:2800円
入手難易度:2
プレイ人数:2人
プレイ時間:25~35分
タイプ:ボードゲーム

最近出来たパズルを題材にした2人用ゲーム「数独(SuDoku)」。
ヨーロッパで大流行したパズルを題材にしています。
コスモス社の2人用ゲームシリーズとも言うべき小箱サイズ。
30分から出来る手ごろなゲームで、作者はクニツィア。
点数計算の仕方に氏らしい雰囲気があります。

数独とは、2005年にイギリスで流行った記入型パズル。
歴史は結構古く、1892年にフランスで原型が出来たと言われています。
今の形式になったのは1979年。ナンバープレーズという名称で出ました。
これを「数字は独身に限る」という題名で日本の雑誌が取り上げ、それが短縮して「数独」になりました。
現在でも「ナンバープレーズ」「数独」の両方の名称が使われています。
(数独はニコリ社が商標を持っています)

ルールは3×3マスに1~9の数字を入れる、というもの。
3×3マスを1ブロックにし、3ブロック×3ブロックが盤となります。
初期配置として、黄色の1~9の数字を各ブロックに1つずつ配置していきます。

つぎに1~9が書かれたタイル(青、赤の2人分)を配分し、裏向きにしておきます。
これを1枚ずつひき、ゲームスタート。

配置のルールは「縦横、同じブロックに同一の数字が無いこと」です。
持っている数字タイルをどこかに配置して、新しいタイルを取得します。
これを交互に行っていきます。
展開が進むと、持っているタイルが配置できない場合があります。
この時はタイルを破棄し、引きなおして手番を終了します。

プレイが進んで、縦横、同じブロック内で自分の色のタイル数が過半数を超えることが出来たら、得点タイルを置きます。
理論上、置くことが出来ない為に勝ちが確定した場合も同様です。
先に12個全ての得点タイルを置いた方が勝ちとなります。
(同枚数の場合、高い数字を置いている方が得点タイルを置けます)




プレイした感じ、盤が殆ど埋まるかなーと、思っていたのですが、そうでもありませんでした。
ランダムで取得したタイルを配置していく関係上、展開的に置けなくなるタイルが増えてきます。
序盤はある程度ほのぼのした展開ですが、後半になるとタイル運がものを言います。
特に序盤で置けるうちに9のタイルをある程度置いていけるか、というのもカギとなります。

タイルをひいてから考えるのではなく、前のターンでひいておいたタイルを配置、というルールは「長考にならないよう」という作者の配慮でしょうか。
それでも私は結構置けるところを探して考えましたが。

1回のプレイは30分ほど。
基本ルールも簡単な上、ある程度日本でも知名度が高くなってきた「数独」をテーマにしています。
ちょっとボードゲームを始めて見ようかな、という方にもオススメの一品です。