蒸気の時代

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蒸気の時代

原題:Age of Steam
会社:Warfrog
発売:2002年
参考価格:7350円
入手難易度:5
プレイ人数:3人~6人
プレイ時間:120~180分
タイプ:ボードゲーム
線路作成と運搬のゲーム「蒸気の時代」。
段々と線路が作られ、開拓されていきます。

リチャード・トレビシックが1804年にイギリスで蒸気機関の鉄道を発明。
スチーブンソン親子がこれを実用化しました。
強力な運搬能力を持つ蒸気機関は世界中で広まり、一時代を築き上げました。
ゲームではこの時代の一気に広がっていく線路の様子を再現できます。

盤には幾つかの都市があり、製造した物資が乗っています。
プレイヤーは線路を引いてこの物資を運び、自分の鉄道会社を大きくすることが目的です。
ラウンドの最初は借金フェイズ。各自好きな分借金を行います。
但し借金は積み重ねただけ利子が発生するので注意が必要です。ゲームの最初に10の借金をしています。
次に行動順の競りを行います。競りは上げ競りで降りた人から後番に埋って行きます。最後まで残った2人は競った額全てを、それ以外の人は半分を支払います。
以降、競り落とした順番に行動します。

最初に特殊行動の選択。線路が通常より長く敷けたり、他人より早く敷くことが出来たり。
小さい町を都市にしたり、運搬能力をあげたりといったものがあります。
これらは早い者勝ちのため、行動順の競りがここで大きく出ます。

次に線路タイルを3枚まで配置します。土地により掛かる費用が異なります。
線路は都市以外では分岐出来ません。都市から都市まで繋がった線路は所有権が発生します。




全員線路を敷いたら運搬。自分の運搬能力の歩数分、荷物を持っていけます。
荷物を欲しがっている都市まで届けることが出来たら、通過した都市数の収入が会社に入ります。
運搬を行わない代わりに、運搬能力をアップさせることも出来ます。

全て終わったら借金の利子や運搬能力などの支払いを済ませ、会社の収支を決定します。
序盤は殆どマイナスなので、更に借金をして会社の運営費に回します。

この流れで規定ラウンドプレイし、点数計算。
会社の収入と敷いた線路の点数を合計し、一番高い人の勝ちとなります。

ゲームの中盤から終盤くらいには運搬能力が上がり、会社の収支もプラスに転じます。
荷物は小さく運ぶのではなく、長い目で見て大きく遠くまで運べるようなルートを作成することが重要です。
順番の競りにどこまで払うか、どのラインを先に確保するか。
収入源のために、自分専用の荷物を確保して行きましょう。