写本室と写本師たち

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=写本室と写本師たち=

原題:Scripts & Scribes
会社:Doctor Finn's Card Company
発売:2008年
参考価格:?円
入手難易度:4
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:20~30分
タイプ:カードゲーム
選択と競りでカード集め「写字室と写本師たち」。
2つの要素が不思議な形で絡み合っているカードゲームです。

中世ヨーロッパでは修道院などで本を書き写すことで知識を共有していました。
ごく稀に書き写す場所として写字室や写字家を持っているところもあったようです。
ゲームでは修道院の長として、立派な写字室を作るためにカードを集めて行きます。

カードには5種類のカテゴリーとお金、大司教があります。
カテゴリーはサイコロで点数を表す仕組みになっており、最初は3点です。
このカテゴリーで点数の高いものを集めていくことが目的です。
カテゴリーはサイコロで点数を表す仕組みになっており、最初は3点です。
このカテゴリーで点数の高いものを集めていくことが目的です。

ゲームの最初はカード集め。
手番プレイヤーはプレイヤー人数+1枚を山札から捲ります。
そこから自分の1枚、後半で使う山札に1枚出し、残りを他のプレイヤーが順番に貰って行きます。
この時、大司教のカードを獲得したプレイヤーは好きなカテゴリーの価値を変動できます。

山札が無くなったら前半戦終了。後半戦は後半用に作った山札から1枚ずつ競りを行います。
競りはゲーム中に取得したお金カードを使います。
この時の競りですが、このゲームの特徴として持っていない額を言うことも出来ます。
但し持っていない額を宣言し、競り落として払うことになった場合はペナルティとして持っているカードを全プレイヤーから1枚ずつ取られます。




後半の山札が無くなったらゲーム終了。
各カテゴリーで見て、そのカテゴリーカードにある数字の合計が多い人が、カテゴリーの点数を表すサイコロを貰います。
サイコロで表されている数字自体が点数となり、目を合計して一番高い人の勝ちとなります。

簡単なシステムですが、最初のカードの選択がその後の競りに上手く絡んできます。
誰が何のカードを取ったのか、手番プレイヤーが自分で獲得したカード以外がある程度分かるのも特徴です。
カードを広く集めるか、集中して集めて価値を操作するか。上手く流れを作って行きましょう。