三畳紀

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=三畳紀=

原題:Trias
会社:Gecko Games
発売:2002年
参考価格:4800円
入手難易度:2
プレイ人数:2人~5人
プレイ時間:50~60分
タイプ:ボードゲーム
大陸移動説と進化の過程を描いた「三畳紀」。
動いていく地面で上手く反映していくことが重要です。

三畳紀(さんじょうき、トリアス紀)は2億5100万年前~1億9500万年前を指します。
有名なジュラ紀の前にあたり、3層に分かれた地層から「三畳紀」と名前がつきました。
この頃の地球はパンゲア大陸と呼ばれる1つの大きな大陸と海で出来ていました。
三畳紀の始まりに大量の絶滅があり、そして大陸移動に入ります。

プレイヤーは移動していく大陸で自分の生き物を上手く反映させていくことを目的とします。
中心を南極タイルとし、ランダムにパンゲア大陸が出来ていきます。地形は3種類。
プレイヤーは自分の生き物コマを2つずつ、2箇所に配置してゲームスタート。
手番では、地形カードを使うかランダムで引きます。
カードに合った地形タイルを1枚、移動させます。
この移動ルールが少し複雑ですが、外海に面したタイルを1枚とり、取った大陸にくっつくように配置する、というものです。
これを繰り返していくことで、だんだんと大陸は割れ、小さな大陸や島が出来ていきます。
タイルの上に生き物コマが乗っていたら、海に落ちます。

大陸を移動させたら、4ポイント分のアクションを行えます。
任意のタイルを更に移動させる場合、3ポイントが必要。
海に落ちた生き物コマは1ポイントで3コマを隣のタイルに移動させます。
また、コマの移動や増殖も出来ます。
地形タイルにはそれぞれ生き物の生存できるコマ数があります。

プレイ中、大陸から大陸が分離したり、島が分離した場合、直ちに点数計算が入ります。




分離したほうに多くコマを置いていたプレイヤーに1位2点、2位1点が入ります。

地形カードを引いていき、隕石の絵が出たらゲーム終了。
直ちに全大陸と全島の得点計算をします。
構成しているタイル数がコマ数トップに点数として入り、2位にはその半分が入ります。
最後に今までの点数全てを合計して一番高い人の勝ちとなります。

少ないコマで単独の島や大陸を持つと非常に有利になっています。
大陸移動により海に落とされても、泳ぐというチャンスがあります。これにより違った新天地へ向かうこともあるかもしれません。

だんだんと大陸が割れていき、そこでどう繁栄していくか。
生死をかけた長い年月のサバイバルゲームです。