源氏

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＝源氏＝

原題：Genji
会社：Z-Man Games
発売：2008年
参考価格：3400円
入手難易度：３
プレイ人数：２人～６人
プレイ時間：４０～５０分
タイプ：カードゲーム
和歌を作成して口説いて回る「源氏」。
不思議なシステムながら、バランスの取られたゲームです。

テーマは平安時代、紫式部によって作られたと言われている長編「源氏物語」。
プレイヤーは詩歌の文化が発展したこの平安時代でその腕前を披露していきます。

場には１２枚の姫君のカード。各々好きな季節と好きな趣味があります。
各自、自分のスタート地点の姫を決めてゲームスタート。
スタートプレイヤーの決定方式が珍しく「一番盛り上がった恋愛エピソードを言った人」とのことです。

ゲームは春夏秋冬の４ラウンド。場には季節と趣（トレンド？）があります。
また１２人の姫にも好きな季節と趣が存在します。
手番では１～３歩移動し、その姫に和歌を読み上げます。和歌は上の句、下の句に分かれていています。
両方の季節や趣がピッタリ一致していると高得点になりやすいです。
他の人が既に和歌を読んでいる姫のところに到着しても、上下のどちらかを差し替えて高得点になる場合、あっさり上書きできます。

誰かが自分のスタート地点に到着したら１ラウンド終了。
高得点の和歌や最多姫ゲットの人にボーナスが入ります。
これを４シーズン行ったらゲーム終了。最も点数の高い人の価値となります。



また、点数計算に使っているトークン１５個をゲーム終了前に使い切ればその人の即勝ちとなります。

季節や趣が合致する姫にターゲットを絞り、そこに向けて最高の和歌を詠むもよし。
あちこちの姫にそれっぽい和歌を詠み歩くもよし。

システム的にも面白く、中々よく出来ています。
和歌を作るというテーマがシステムに綺麗にマッチしているゲームです。