アンドロメダ

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原題:Andromeda
会社:Abacus Spiele
発売:1999年
参考価格:7000円
入手難易度:2
プレイ人数:3人~5人
プレイ時間:60~70分
タイプ:ボードゲーム
上手くいかない宇宙開発をテーマにした「アンドロメダ」。
運の要素を表すギミックが面白いです。

プレイヤーは惑星開発の会社となり、衛星を建設することが目的です。
既に各惑星には自分の部下を送り込んでいます。
これらを使って、衛星を作ります。
ひとつの惑星で作れる衛星は3つまで。それ以上は作れないため、惑星に居る部下は無駄となってしまいます。
惑星の絵が描かれたカードを使ってプレイします。これが手順の全てを握ります。

各プレイヤーに惑星カードを9枚ずつ配ってゲームスタート。
まず、アクティブプレイヤー(以下、AP)を決めます。
APは順番に回ってきますが、非常に重要です。
APは最初に交易を行います。
自分が要らないカードを場に出し、他の人は「APが出したカード以外」を出して行きます。
これを2~3回繰り返した後、APは他のプレイヤーのカードと自分のカードを交換します。
交換されたプレイヤーは、残ったほかの人と交換することも可能です。
この交易によって惑星カードをある程度偏らせます。

次に人員輸送のカードを使うか宣言します。
これは各プレイヤー2枚カードを持っていて、
「どこかの惑星に地球から部下を2コマ移動」
「どこかの惑星の部下を5コマ地球に移動」
のどちらかが可能です。
非常に重要なので、使うタイミングを考えて使います。




そしてAPから順番にアクションを行って行きます。
通常2アクションしか出来ませんが、APの時のみ3アクション可能です。
選べるアクションは、衛星建設、宇宙船拡張(手持ち枚数増大)、特種能力増強(交易枚数が増えたりなど)、手持ちカード

の交換など。
手持ちカードの交換以外は、同じ惑星カードを3枚以上出すことが必要です。
衛星建設では、「2で割った値端数切捨て」が建設チャンスとなるので、4枚以上が望ましいです。

衛星建設の方法が非常に特徴的なこのゲーム。
方法は灰皿みたいな形の器をひっくり返し、
そこに惑星に居る全員の部下コマを入れて、
シャカシャカ振った後に出口から出てきた1コマ。
これが自分のコマの場合、建設成功。
他人のコマの場合、そのコマを地球に返します。
また、プレイ中に4枚以上のカードを同時に使った場合、ジョーカー扱いにも出来る得点カードを貰えます。

この流れでプレイを進めていき、衛星が3つ埋まった惑星が3箇所出来たらゲーム終了。
所持している衛星の点数 持っている得点カード + 地球に居る部下コマ
で点数を競い、一番高い人の勝ちとなります。

点数の殆どは衛星の為、なるべく多くの衛星を取る必要があります。
衛星の点数は早いほど高いので、先にとるほうが重要です。
全プレイヤーの手順終了後に惑星カードを補充しますが、
9枚になるまで補充(宇宙船を拡張すると更に増える)、というルールです。
これにより、カードを保持して次に、よりもなるべく使ったほうが良いという形になります。
衛星取得があくまでも運なので、総合力としての宇宙船拡張などをする必要があります。
しかし衛星をとりに行かないと点数で勝てない。

戦略が必要なのに、結果は運がかなりウェイトを占める。
中々上手くいかない宇宙開発の雰囲気が味わえます。
待っていないで、リスクを恐れずにドンドン開発しにいきましょう。