モントゴフィエーレ

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=モントゴフィエーレ(バルーンファイト)=

原題:Montgolfiere
会社:Euro Games
発売:1999年
参考価格:4200円
入手難易度:4
プレイ人数:2人~6人
プレイ時間:25~35分
タイプ:ボードゲーム
絶版
気球をモチーフにしたほのぼのゲーム「バルーンファイト」。
ほのぼのと思っていたら大間違いでした。

プレイヤーは気球を操って、空を目指します。
目標は月。12マス分で一番最初に月に到着した人の勝ちです。
月の顔が妙にとぼけているのが良い感じです。
「気球で月にいけるんかい」という野暮なツッコミはダメです。

プレイヤーはカードを1セット受け取ります。
それらを使い切るまでプレイする間に月に行った人。
もしくは使い切った段階で一番高い空にいた人が勝ちです。

全員でカードを出し合い、一斉にオープンして処理します。
カードの種類、処理順番は以下の通り。

・催眠ガス
自分より1マス下の気球の行動を無効化。
(但しスーパーモーターは除く)

・大嵐
全プレイヤーで出した大嵐カードが奇数の場合、嵐発生。
全プレイヤーは1マス下がる。

・砂袋(1~15)
全てのプレイヤーの出した砂袋を見比べ、点数の高いプレイヤーが1つ上昇。
同じ高さのプレイヤーが同じ数値の砂袋を出した場合、人数が点数に加算されます。

・スーパーモーター
砂袋とは無関係に2マス上昇します。
(大嵐では1マスしかあがらない)

・フック
1マス上にいる気球と同じ動きになります。
上にいる気球が下がるときは、一緒に下がります。

同じ高さに居るプレイヤーは集団飛行ということで、相談することが出来ます。
相談した上で裏切ることも構いません。
同じ高さのプレイヤーの砂袋は同じ数字であれば人数分の数字が足される為、序盤では協力をしあう形になるでしょう。
プレイが進むごとに、どこでダッシュをかけるか、というせめぎあいになります。
フックを使えば上の人に簡単に着いていくことが出来ますが、飛び越す為にはやはりスーパーモーターが必要。
単純ですが、手番が進むごとに出来ることが限定されていきます。






やってみましたが、中々月に到着しませんでした。

通常ルールでも2人プレイ可能なのですが、以下のルールを追加してやってみました。

・ノンプレイヤーキャラクター(NPC)の気球を2つ用意。
・NPCのカードはランダムで出される。
・同じ高さのNPCのカードは見ることが出来る。

このルール追加により、読み合いにランダム性が追加されました。
数回しかやっていませんが、NPCの予測不可能なカード出しによって展開が色々変わってきます。

ほのぼのしたパッケージや盤からは想像できないようなデットヒートになります。