モルゲンランド

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=モルゲンランド(モルゲンラント)=

原題:Morgenland
会社:Hans im Gluck
発売:2000年
参考価格:5200円
入手難易度:3
プレイ人数:3人~5人
プレイ時間:60~90分
タイプ:ボードゲーム

財宝を取得して工芸品を買うゲーム「モルゲンランド」。
力配分を上手く考えて他のプレイヤーを出し抜くゲームです。

モルゲンランドとは、ドイツ語で「明日の国」「朝の国」といった意味。
中東にあるモルゲンランドという都市を舞台にしたゲームです。
通常ルール、上級ルールが存在するのですが、まずは通常でプレイしました。
上級ルールに関してはプレイしたときに追記します。

プレイヤーは1~9の影響力チップを受け取ります(何故か3はありません)。
盤は「宮殿」「街」「ドラゴンの巣穴」のエリアがあります。
宮殿には門番マスと工芸品購入マスがあります。工芸品購入は5箇所で可能です。
(工芸品は特殊効果があるのですが、通常ルールではありません)
この工芸品を一番集めたプレイヤーの勝ちとなります。
街にはラクダ購入、宝石交換のマスがあります。
ドラゴンの巣穴は4箇所あり、それぞれ違った宝石が毎ターン出ます。

ターンの初め、門番の強さの決定(この時には見れない)、ドラゴンの宝石の決定をします。
ドラゴンの宝石はドラゴンに応じて4種類。大きい宝石は小さい宝石3つ分となります。

プレイヤーは1つずつ、8個の影響力チップを裏向きに置いて行きます。
門番以外のマスでは、そのマスに置いた影響力の合計が高い人がそのマスの権利を得ることが出来ます。
ドラゴンのマスは人数に応じ、2位、3




位まで宝石が入ることがあります。
宝石交換では、1つの宝石を任意の3つに変更できます。
ラクダ購入では、スタートマーカーを手に入れることが出来ます。
影響力が同点だった場合、スタートマーカーを最強として時計回りに強さが決まります。
点数が僅差になりやすいシステムのため、スタートマーカーは比較的重要になります。

宮殿でも合計で一番高いプレイヤーが工芸品を買う権利を得られます。
ですが、門番のマスで門番以上の値を出す必要があります。
影響チップを1つ以上配置していれば、足りない分は宝石を賄賂として出すことでクリアできます。
宮殿では買う権利を得られたら、置いた影響力の分宝石を支払います。
また、置いた影響力の枚数分、種類が別に必要となります。
5、8と影響力をおいた場合、何かの宝石5つ、別の宝石で8つ必要となります。
これにより、宝石の取り方に戦略を組み込む必要があります。

ドラゴンの穴、街、宮殿とプレイするので、序盤が崩れると後半の展開が上手くいかないことも。
工芸品がなくなるまでプレイし、一番工芸品を多く持っていた人の勝ちとなります。

通常ルールはお手軽にプレイできるようになっています。
上級ルールでは更に、魔法カード、工芸品の特殊効果などが発生して戦略に幅が出てくるようです。
影響力チップ1枚1枚で相手の裏をかき、大局的に勝てるように持って行くのがポイントです。

運の要素が殆ど無いゲームです。
ちょっと盤が大きすぎるのが気になりますが、5人プレイでチップを置きまくったらこれくらい必要なんでしょうか。