ビザンチウム

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=ビザンチウム=

原題:Byzantium
会社:Warflog
発売:2005年
参考価格:8400円
入手難易度:4
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:100~120分
タイプ:ボードゲーム
ビザンティン帝国とイスラム帝国の戦いをテーマにした「ビザンチウム」。
両方の勢力をうまく使いながら、戦場を作りましょう。

舞台は西暦632年。ビザンティン帝国とペルシア帝国の戦いの後です。
ビザンティン帝国は勝利したものの国が大きく疲弊。
そこにイスラムのアラビア軍が砂漠を越えて北上してきました。
プレイヤーは両方の軍を持ち、戦場のバランスを取りながら点数を稼いでいきます。

盤には紫のビザンティン軍、白のアラビア軍、中立のペルシア軍(コマ無し)がいます。
各プレイヤーには軍編成ボードが配られます。
これにはビザンティン軍、アラビア軍の兵士(エリート兵、通常兵、徴集兵、輸送兵)と各軍のお金を配置します。

ゲームは3ターン。手番でパスを選択しない限り、そのターン中はまた手番が回ってきます。
手番では空いている土地(両軍とも)の占領、軍の補充、徴税、軍の移動や戦争など。
また、特殊なアクションを選択して都市を強化したり、皇帝のエリート軍を借りたり出来ます。

自分のビザンティン野戦軍は最初に占領した都市から出現します。
イスラム野戦軍はまだ配置していない場合、イスラム軍の都市から出現できます。
元居る都市でどちらの軍か判断します。

戦争では、自分が支配していない逆側の都市に対して戦争が出来ます。
防御側の野戦軍が居る場合、まず野戦軍同士の戦闘、次に防御側の徴集兵の戦争、最後に攻囲戦となります。
野戦兵はエリートと通常兵で構成され、移動するのに輸送兵を消費します。
戦闘はシンプルで、持っている兵士数分のサイコロを振りあい、4以上が出たら相手のダメージとなります。




(野戦兵の通常兵は幾ら持っていてもサイコロが3までとなります)
攻撃側の数が相手より多かったら勝ちとなります。
都市陥落までには徴集兵や都市攻囲戦があるため、攻撃側は多めに兵士を持っていく必要があります。

都市を落とすことが出来たら、現在の都市の価値から1つ下げた値でポイント、お金が貰えます。
逆に既に価値が1の都市を落とした場合、何ももらえません。

3ラウンド行ったらゲーム終了。
ビザンティン帝国の点数とイスラム帝国の点数を足した値が高い人の勝ちとなります。
但し両方の点差が2倍以上あった場合、足し算が出来ずに高いほうのみの値となります。
ビザンティン帝国の中央、コンスタンティノープルが陥落した場合、ゲームは即終了します。
この時はイスラム帝国の点数のみで勝負となります。

ルールが多いのですが、やってみると簡単なルールの積み重ねになっています。
その分、どういった戦略をとるかプレイヤーにゆだねられています。
バランス重視で色々やるのか、お金重視でマハラジャプレイに行くか、コンスタンティノープル陥落に全力投球か。
広い選択肢から自分の方向性を決めてプレイしましょう。