チョコレート会社

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=チョコレート会社=

原題:Schoko & Co
会社:Schmidt
発売:1987年
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:120~360分
タイプ:ボードゲーム
シビアなビジネスの世界。経営ゲーム「チョコレート工場」。
アイテムの多さの割りに、やってみるとシンプルなゲームです。

プレイヤーはチョコレート工場の経営者となり、資金運営を行います。
ゲームは12ヶ月のフェーズに分かれ、仕入れ~売り上げまでを経験します。
ゲームの流れとしては、雇用、カカオ購入、チョコレート作成、チョコレート売り、社内処理、イベントカードの順番です。
雇用では、労働者、セールスマン、秘書、簿記係を雇えます。毎月多額の費用が掛かるため、なるべく必要な人数を雇うほうがいいでしょう。
次にカカオ購入ですが、全プレイヤーが場に出したいカカオ数を言い、その合計を5つの市場に均等になるように配置します。
プレイヤーが多く宣言すればカカオは相対的に安く、皆が少なく宣言したら高騰するようになっています。
場にカカオを置いたら、全プレイヤーがシートにどこの市場から幾らで幾つ買うか書き、一斉にオープンします。
高いほうが買う権利があります。
ここで仕入れたカカオは労働者がチョコレートに変換します。

次にセールスマンが売るフェーズです。セールスマンの数にセールス出来る回数が比例します。
セールスカードをめくり、10~60トンのチョコレートの売買が出来ます。
参加する人はセールス回数を使い、競に参加します。最低価格からスタートして、少しずつ値段を上げていき、誰かが手を上げるまで続けます。
契約した人はその値段でチョコレートを売り、その金額分のお金を黄色いバンドを巻いて貰います。
落とせなかった人は、セールス回数を使っただけになっていまいます。




少量で売ったほうが儲かるのですが、これは後にある社内処理が影響してきます。
全プレイヤーがセールス回数を使い切ったら、全員社内処理。秘書と簿記係を通すことでお金に巻いた黄色いバンドを取り、初めて自分のお金になります。

最後にイベントカードをめくります。チョコレートの在庫を持ちすぎのプレイヤーに税金が掛かったり、人を沢山雇っている人に税金が掛かったりします。
この後に、少しずつ儲かる債権を買ったり、借金をした場合の返済などがあります。

カカオ買い付けの競り、チョコレート売りつけの競り、役割社員の雇用という3本の柱で出来ているゲームです。
プレイ人数が少ないと大もうけできるシステムですが、多いとバッティングをしてカツカツになって給料が払えなくなるかもしれません。
お金の使い方、人の雇い方ひとつが現れる経営ゲームです。

ところで、年齢制限が13~88歳と書いてあります。
13以上というのも中々珍しいのですが、上限が88歳って、一体。