大聖堂

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=大聖堂=

原題:Die Saulen der Erde
会社:Kosmos
発売:2006年
参考価格:7800円
入手難易度:2
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:90~120分
タイプ:ボードゲーム
同名の小説を基にしたゲーム「大聖堂」。
コストバランスを考え、多い選択肢から最善を考えるゲームです。

ケン・フォレット作「大聖堂」という小説に出てくる舞台がそのままテーマとなっています。
12世紀のイングランド。キングスブリッジ修道院の改修をする話になっています。
プレイヤーは作りかけの大聖堂に対して様々な影響を与え、完成時に最も貢献することが目的です。

盤には幾つかのエリアが描かれていて、それぞれ役割があります。
木が手に入る森、石が手に入る石切り場、砂が手に入る現場。
職人が雇える場所や特殊な支援者が雇える場所、市場、王宮。
そして建築中の大聖堂。
プレイヤーは各地に自分の部下を配置して行き、材料や職人を揃えて建築の手助けをします。
これがそのまま名誉となって返ってくるのです。
ゲームは6ラウンド。ラウンドマーカーの代わりに木製の大聖堂が6パーツになっています。
ラウンドが進むごとに組み立てていくと、だんだん出来上がっていく感じがします。

ラウンドの始めに、材料取得カードと職人カードを順番に取っていきます。
材料取得はそこに自分の部下を送り込むと対応する材料(木、石、砂)が手に入ります。
職人は合計5人までしか雇えません。
次に、3人の建築士部下を順番に盤上に配置していきます。
直ぐに名誉がもらえたり、税金がタダになったり、市場で材料を売り買い出来ます。
最後に持っている材料、職人を使って名誉を得ます。

これを6ラウンド行い、最終までプレイして一番名誉の高い人が勝ちとなります。




要素は多いのですが、やってみるとそんなに難しくありません。
(一部、職人の条件が分りづらいのですが、一度理解すれば簡単です)

序盤に出てくる職人はそんなに能力は高くありませんが、後半になると複数の材料を使う高度な職人も現れます。
自分の得点元を考え、目的を持って材料、職人集めをする事がポイントです。

様々な思惑が交錯する大聖堂建築。
良いコスト回しで名誉を手に入れていきましょう。