シャングリラの橋

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=シャングリラの橋=

原題:Die Bruecken von Shangrila
会社:Kosmos
発売:2003年
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:3人~4人
プレイ時間:55~65分
タイプ:ボードゲーム
配置と移動とルートのゲーム「シャングリラの橋」。
簡単なシステムが故に場所やルートの取り合いが激しいゲームです。

タイトルは小説「失われた地平線」に登場する理想郷の名前。転じてそのまま理想郷という意味として使われています。
名前の元になっているのは密教の理想郷シャンバラから来ていると思われます。
ゲームでは無人都市となったシャングリラに自分の文化を配置していくことが目的です。

盤には幾つかの都市があり、道で繋がっています。道の途中には橋コマを置きます。
都市にはマークが7つあり、これに対応するタイルが各自存在します。
適当(もしくはルールにある配置)に幾つかタイルを置いてゲームスタート。
対応するタイルが置いてあるマスを「師匠」。
その上に同じタイルが重なって居る場合、上は「弟子」と呼びます。
この弟子を沢山作り、他の都市に連れて行って自分の勢力を広げます。

手番で出来ることは、自分の師匠が居るどこか2箇所に弟子を置くか、師匠の居る都市の空いているマスに新しい師匠を置くか、弟子を移動させるか。
弟子の移動はその都市にいる全ての(自分以外のも含む)弟子を隣の都市に移動させます。
一度使われたルートは橋コマを取り除き、再度使うことは出来ません。

移動した先が空いていれば弟子はそのまま師匠に。
他人の師匠で埋まって居る場合、移動先と移動元の都市のコマ数で勝負を決めます。

都市に繋がるルートが全て無くなったらその都市は以降触ることが出来ません。




封鎖された都市が一定に達したらゲーム終了。
師匠(または弟子が乗っている)のマス数を確認し、一番多い人の勝ちとなります。

とれる行動が単純なため、一手の状況変化が命取りです。
弟子の移動も先に行われてしまうと弟子の数が一変するために展開が変わります。
移動のタイミングと地道な勢力拡大が決めてのゲームです。