シャムの王

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=シャムの王=

原題:Konig von Siam
会社:Histogame
発売:2007年
参考価格:5400円
入手難易度:4
プレイ人数:2人~3人
プレイ時間:40~60分
タイプ:ボードゲーム
勢力争いに外部圧力が見え隠れ「シャムの王」。
気が付くと大英帝国の陰が忍び寄ってきます。

シャムは現在のタイランド。アジアでも稀な植民地になったことの無い国です。
ゲームではチャクリー王朝のラーマ5世(チュラーロンコーン大王)の時代。隣国はヨーロッパ諸国の植民地となっていきました。
そして国内は3派に分かれて権力闘争の状態にあります。
プレイヤーはこの派閥を操り、自分の勢力の価値を高めることが目的です。

盤は8つの地域に分かれ、3箇所だけ派閥の中心地があります。
派閥はラーマ派、ラオス派、マライ派。盤の横には紛争を決着する地域の順番がタイルで表されます。
各地域には派閥のコマが配置されております。
手番では行動カードを使うか、パスするかを選びます。
カードがある限り手番に1枚使えますが、使い捨てとなります。
カードの効果はコマ新しく投入したり、配置されている地域を入れ替えたり、紛争の決着順番を入れ替えたりします。
カードを使ったら、場から好きな地域から好きなコマを1つ、自分の手元に置きます。
全員がパスしたらその土地の紛争決定になります。

その土地に居るコマを派閥ごとに見て、一番多くのコマを持っている派閥の支配マーカーを置きます。
トップが同数だった場合、大英帝国の支配マーカーを置きます。

これで8箇所の地域の紛争の決着が付いたらゲーム終了。
まず、支配している派閥を確認します。
大英帝国の支配が4箇所にあったら大英帝国のものとなります。
それ以外では多く配置した派閥のものとなります。




プレイヤーの得点計算は支配者によってことなります。
大英帝国支配の場合、各派閥コマを1つずつでセットを作り、このセットの多い人の勝ち。
派閥支配の場合、その派閥のコマが多い人の勝ちとなります。

慣れるまでは複雑かもしれませんが、やってみるとルールはシンプルです。
4人プレイの場合はチーム戦となりますが、交渉や打ち合わせが出来ません。
歴史の裏から派閥を操り、黒幕となって暗躍しましょう。