五虎三国志

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=五虎三国志=

原題:Goko Sangokushi
会社:翔企画
発売:1990年
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:2人~5人
プレイ時間:60~70分
タイプ:ボードゲーム
絶版
翔企画の三国志ボードゲーム「五虎三国志」。
簡単なシステムながら、戦略級システムの三国志としてしっかり出来ています。

プレイヤーは三国志の君主となって、国を広げていくのが目的です。
選択できる君主は、曹操、劉備、孫権、袁紹、劉表。舞台は洛陽から東側です。
君主を選択し、決定している国に武将と兵士を配置してゲームスタート。
各国の武将は以下の通り。
・曹操軍=夏侯惇、許チョ、張遼
・劉備軍=関羽、張飛、趙雲
・孫権軍=周瑜、呂蒙、甘寧
・袁紹軍=張コウ、文醜、顔良
・劉表軍=黄忠、魏延、黄祖
曹操、周瑜のみ特に強い武将となっています。

所有している土地は以下の通り。
・曹操軍=許昌~泰山
・劉備軍=徐州、下ヒ
・孫権軍=建業付近
・袁紹軍=魏より北部
・劉表軍=荊州あたり

地名を書いても三国志ファンしかわからないと思いますが、こんな感じです。
曹操軍、劉備軍がはさまれています。
尚且つ、劉備軍は国も狭く、伸びシロがあまりありません。

曹操、袁紹、劉備、劉表、孫権の順番でプレイします。
国力に合わせ兵士の補充、合戦、移動の順番で行います。
合戦はサイコロを1つ振り、決定します。
武将有無、川や山超えなどで修正が入ります。




合戦回数はそこに居る兵士の数だけ行うことが出来ます。
逆にいうと、殆ど負けた場合は自分の国が壊滅状態となってしまいます。

2人プレイでは、「曹操&孫権」VS「袁紹&劉備」+劉表中立となります。
攻めるときは一気に攻め、中途半端な戦いが命取りになる、というゲームです。
サイコロ運によって大分戦況が変わってしまいますが、ばっちりと戦略ゲームを楽しめます。

三国志を題材にしたゲームは数多くありますが、兵士繰りの戦略級でお手軽の部類に入るのではないでしょうか。

このゲームの続編が2005年発売の「ゲームジャーナル№6」の付録としてついていました。