エバーグリーン

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=エバーグリーン=
原題:Ever Green
会社:Goldsieber/RIO GRANDE GAMES
発売:1999年
参考価格:4200円
入手難易度:3
プレイ人数:2人~6人
プレイ時間:25~35分
タイプ:ボードゲーム
絶版
アメリカのショービジネスをテーマにした「エバーグリーン」。
エバーグリーンソングで「いつまでも歌われる歌」という意味があるそうです。

レコード盤を使った得点表示で見た目にもインパクトのあるゲーム。
砂時計も同封されていて、案外忙しいゲームでした。

プレイヤーはプロデューサー(?)となり、歌手を揃えてコンサートを行います。
6人の歌手、その歌手に影響を与える影響カードが存在します。
影響カードは1~13(プレイ人数により使わない数字あり)。高いほうが強い影響力。

最初にある程度の影響カードを配られ、プレイヤーはその中から3枚選びます。
全員選んだら一斉にオープン。これにより歌手の初期所属が決定します。
一人の歌手に一番影響を及ぼしている人の所属となります。
カードは2枚、3枚と出せるため、この場合は合計の数値が影響力となります。

前に出した3枚の合計値が一番低い人がスタートプレイヤー。
手番では、1~3枚の影響カードを出すことが出来ます。
時間は砂時計中、1分。
カードを出すたびに影響力が変化し、そのたびに歌手を表すレコード盤を移動します。
移動の時に、歌手の価値を1つアップさせます。
影響カードは自分の3箇所の場でも、他人の3箇所の場の上にも出せます。
1人の影響場は3箇所のため、カードの上に配置することになります。

時間内にプレイをしたら、コンサートを開くかどうか決めます。
コンサートはゲームを通じて3回行うことが出来ます。
行うと宣言した場合、砂時計に関係なく得点計算が発生します。
得点計算はいま自分の所属になっている歌手のレコード盤にかかれている価値がそのまま得点となります。
また、プレイヤーはヒット歌手を選択することが出来ます。
(ヒット歌手レコード盤で左右1マスずつしか動かせません)
ヒット歌手は点数が2倍になります。

コンサート3回中、1回だけ特別コンサートにすることが出来ます。
その時だけ、コンサートの点数が更に倍になります。




こんな感じで全てのプレイヤーがカードがなくなるまでプレイ。
無くなったら現在の所属状態で全員ラストコンサートを行います。

手番が1分ととにかく短いため、ばたばたした緊張のプレイになります。
また、移動を多数行うと歌手の価値が上がっていくのですが、最高まで行くと今度は一番したになります。
(レコード盤が丸いため、元に戻る)
これにより、戦略性があがっています。

どのタイミングで特別コンサートにするか、どういった順番でカードを出すと有利か。
そういった戦略を、半ば直感的に行いながらコンサートを開く感じです。
エバーグリーンの名に恥じない、歌手運営を行いましょう。