ウルク

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原題:Uruk - Wiege der Zivilisation
会社:DDD出版
発売:2008年
参考価格:3000円
入手難易度:4
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:30~60分
タイプ:カードゲーム
発明と発展を少しずつ行っていくカードゲーム「ウルク」。
自分の文明を構築していく積み上げ型ゲームです。

タイトルのウルクは古代メソポタミア南部の都市国家。
旧約聖書にはエレクとして登場し、初期の楔形文字も発見されている都市です。
紀元前5000年頃から人が住んでいた形跡がありますが、この層に地下水が流れ込み調査があまりなされていません。
ゲームではこの文明を発展させていった流れを発明と都市建設で追って行きます。

ゲームで重要なのは発明カード。
発明レベル(1~4)、色(4色で部名種類)、特殊効果が描かれています。
各プレイヤー5つまで発明カードを出すことが出来ます。
発明カードを場に3枚並べ、時代カードに都市マーカーを乗せてます。
各プレイヤー、レベル1の発明カードを貰って前に出し、都市マーカーを1つ乗せます。
手札を何枚か受け取ってゲームスタート。
手番では3アクションポイント分の行動が出来ます。
場や山札からカードを引く、カードを出して発明を完成させる、カードの特殊効果を使う、都市を建設する、というアクションが選べます。
発明完成には同じカードがレベル数必要です。3レベルならそのカードが3枚必要となります。
(同じ色のカード2枚でジョーカーとして扱って足すことも出来ます)
完成して場に置ける発明カードは5枚までなので、それ以上作ろうとした場合は今置いてあるカードと差し替えになります。

特殊効果を使う場合、物資が手に入ります。物資は4色あり、これを使って都市建設を行います。
また、持って居るだけで発明や都市建設に有利になったりするものがあります。

都市建設は時代によって必要コストが異なります。最初の時代はレベル数分の物資。
次からは同じ色の物資ペアが2色、3色、4色と時代が進むごとに難易度が格段に上がって行きます。
都市マーカーは出した発明カードに乗せるため、カードが無いと作れません。
また、都市マーカーは2つまで重ねることが出来ます。

神や洪水といったイベントカードも存在します。






その時の状況や競りを行い、物資の恩恵や都市にダメージが入ります。
1枚目のイベントカードが出たら、2枚目のイベントカードが出たときに1枚目の内容が発動する、というシステムのため、発生タイミングは分かりませんが内容は分かっている状態です。

最終時代の都市マーカーが全て無くなったらそこから1順してゲーム終了。
発明カードは1点、都市が乗っているものはレベル数(2つ乗っていたら×2)で計算して点数の高い人の勝ちとなります。

カードゲームではありますが、がっつりとした構築感のあるゲームです。
上手く発明コンボを作って文化を発展して行きましょう。