いばら姫と４人の騎士

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原題：いばら姫と４人の騎士
会社：カナイ製作所
発売：2006年
参考価格：2800円
入手難易度：２
プレイ人数：４人
プレイ時間：６０～９０分
タイプ：ボードゲーム
わがまま姫を連れて返るゲーム「いばら姫と４人の騎士」。
終始、姫のわがままに振り回されるゲームです。

プレイヤーはタイプの違う４人のうち、１人の騎士を受け持ちます。
戦闘が強い、移動力が多い、探索が得意、弱い騎士の４人。
弱い騎士は姫同行時のみ、他の全ての騎士の特殊能力が使えます。
盤には姫の居る城と、四隅に探索が出来るマスがあります。
ゲームの目的は姫のわがままを３つ以上かなえた上で門のマスまで連れて行くことです。
手番の最初に、イベントマーカーをランダム移動させます。
そしてカードを山札から３枚受け取り、アクションを行います。
行えるアクションはカードを使って移動、カードを使って探索などができます。
探索に成功すると、水、食料、服といったアイテムが手に入ります。

移動を行った時、姫と同じマスに入ると、以降姫がついて来ます。
イベントマーカーと同じますに入ると、アイテムを貰えたり悪戯されたりします。
他の騎士と同じますに入ると、戦闘が発生します。
戦闘はカードの出し合いで決定し、カードはじゃんけんの３すくみとアイコ時の強さが存在します。
（アイコの場合は数字が大きいほうの勝ち）
また、防御側しか出せない、アイコになる盾カードも存在します。

姫は同行していると、わがままを言ってきます。
のどが渇いた、お腹がすいた、服が汚れた、決闘で勝つところが見たいなどなど。
これらに成功するとわがままを１つ解消したことになります。





制限ターン以内に成功しないと、姫の不満が爆発して自分だけ他のマスに飛ばされます。
３つ以上のわがままを成功した状態で姫を同行し、門のマスに到着したプレイヤーの勝ちとなります。

序盤はアイテム集め、中盤から後半は姫の奪い合いという展開になります。
キャラクターにより能力が違う為、有利不利が発生しています（追加ルールや選択ルールである程度解消）。
ＲＰＧらしさをボードゲームにした、という点で雰囲気はいいのですが、手番中に出来る選択肢があまりないのが惜しい。
戦闘も３すくみの為、運の要素が大きくなっています。
テーマどおり、姫に振り回される４人の騎士。いち早く姫を連れ出して名誉を手に入れましょう。