稲妻と雷鳴

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原題:Blitz und Donner
会社:kosmos
発売:2000年
参考価格:?円
入手難易度:3
プレイ人数:2人
プレイ時間:30~40分
タイプ:カードゲーム
コスモスの2人用ゲーム「稲妻と雷鳴」。
神夫婦の壮絶なる戦い(?)がテーマです。

プレイヤーはゼウス、ゼウスの妻のヘラ側に分かれてプレイします。
相手側に隠された目的キャラクターを奪い返すことが勝利条件です。

登場するゼウス、ヘラなどはギリシャ神話の神々です。
ギリシャ神話の男神はあちこちで関係を持つのですが、その最たる例が主神ゼウス。
姉であり妻であるヘラの女官イオと関係を持ったゼウスに怒り、イオを監禁。
ゲームではその腹いせに、ヘラの腹心アルゴスをゼウスが監禁します。
お互い、ゼウスはイオの救出、ヘラはアルゴスの救出が勝利条件になります。
プレイヤーはどちらの神をやるか選び、山札を受け取ります。
カードにはハーデス、メデューサ、ポセイドンなど神話の神々があります。
カードを3枚1列にお互い並べたらゲームスタート。

自分の前面に出ているカードの枚数(最初は3枚)がアクションポイントとなります。
その分、山札からカードを引く、カードを配置する、攻撃するというアクションが行えます。
(但し、最初のみ攻撃が出来ません)
カードの配置は3列4行まで行えます。
戦闘は前面同士でカードをオープンして行い、負けたほうはその列を前に詰めます。

カードには非常に強力な特殊能力があります。
防御時には強い、カードの配置換えが出来る、手札を攻撃できると様々です。
イオ、アルゴスといった目的カードは山札から引いた瞬間から危険カードになります。




カードに大量に入っているペガサスは手札に攻撃をすることが出来、目的カードを引き当てたらゲーム終了となります。
また、場に配置してもペガサスは直接攻撃が出来ます(その代わり使い捨てみたいな感じです)。

最強カードとして、ゼウス、ヘラのカードもあります。
場に出すと全面にすぐに出て、以降アクションポイントが4に固定されます。

ゲーム展開をスリリングにするカードとして、パンドラというカードがあります。
手札に持っていて、攻撃をされたら手札全て破棄。
場に出ていて攻撃をされたら、両プレイヤーのその列は全て破棄。目的カードが入っていたらゲームが即終了します。

勝敗条件は目的カードの奪取だけではなく、アクションポイントを使い切れないと負けというものもあります。
目的カードが後半に出てくると、この条件で終了することもあります。アクションポイントが増える神カードは諸刃の剣です。
カードによる特色が色々あり、覚えるのは大変ですが、覚えたら色々な戦略があります。
テーマが色恋沙汰による壮大な争いというのが、何とも神話っぽいですが、カードを上手く使って立ち回りましょう。