アルケミスト

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原題:Alchemist
会社:Amigo
発売:2007年
参考価格:4800円
入手難易度:4
プレイ人数:2人~5人
プレイ時間:35~45分
タイプ:ボードゲーム
錬金術のレシピで得点を競う「アルケミスト」。
提案するレシピと配点によって、展開ががらっと変わります。

盤には10個の鍋と、そこから取得できる材料が各々2つずつ書いてあります。
材料は5種類。キノコ、蛇の毒、鳥の足、トロルの目、蜘蛛。
体に悪そうなものばかりです。
プレイヤーはこの材料で自分の受け持ちカードを貰います。これは最後の得点計算で使います。
プレイヤーは自分の番で、レシピを作成するか他人のレシピをコピーするか選びます。
レシピを作る際には、鍋に書いてある「出てくる材料」以外の3種類を組み合わせで1~5個置きます。
そして、そのレシピの点数を作った人が決めます。点数は1~10。同じ配点は使えないので点数は早い者勝ちとなります。
レシピを作成したらその点数を取得し、出てくる材料も貰います。
他人のレシピをコピーする場合、そこに書かれている材料を使うことで点数をそのまま貰えます。
そしてレシピ作成者に著作権として、出した材料のうち1つを譲渡します。
(材料1つだけのレシピの場合、それをあげます)
コピーでも出てくる材料は貰えます。

ここでポイントなのは、「他人のレシピのコピー」という点。
自分で作ったレシピはコピー出来ません。

また、パスをすると材料が貰えます。




材料は場とランダム(袋)から貰えます。

場の材料が3種類なくなったらゲーム終了。
今まで集めた点数に、最初に配られた受け持ちカードの点数を足します。
手持ちの使わなかった材料も点数となります。
最後に、受け持ちカードの材料が一番残っていたプレイヤーから高得点が入ります。
(全プレイヤーの使わなかった材料も足した数で計算します)

これにより、自分の受け持ち材料が「あまり使われない」状態を作り出す必要があります。
どんなレシピにどんな点数をつけるか、によって展開ががらっと変わってきます。
必要材料が少なく、点数が高い場合そちらに殆ど流れる展開にもなります。
ゲームの展開がレシピ次第で変わる、という毎回違った形になると思います。

自分の稼ぎルートを考えつつ、他人に使ってもらえそうな程々のレシピを作る。
このバランス感覚が鍵となるゲームです。