アラスカ

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原題:Alaska
会社:Ravensburger
発売:1979年
参考価格:?円
入手難易度:4
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:50~60分
タイプ:ボードゲーム
1979年ノミネート
アラスカの島から物資を持ってかえる「アラスカ」。
前半と後半の展開の違いが特徴的なゲームです。

国がアラスカでの作業から撤退し、残った物資の回収を民間企業に委託しました。
プレイヤーは物資回収業者となり、氷原へトラックを走らせて持って帰ってくるのが目的です。

盤の中央に物資が取り残された島、四隅に各プレイヤーの拠点基地があります。
拠点基地同士は陸地で繋がっており、ここも移動可能です。
ゲーム序盤は冬フェーズ。島の周りは海になっており、そこに氷タイルを置いていきます。
手番が着たら、氷タイルカードをめくり、そこに描かれているタイル(1~3ブロック)を書かれている数配置します。
次に特殊カードを引き、その指示に従います。
特殊カードはシロクマの登場、凍傷、物資発見など。また、強奪やヘリコプターなどは手持ちとして好きなタイミングで使うことが出来ます。

そしてトラックを合計3歩分移動させます。この移動では、氷タイル1枚に対し、1歩と数えるので、3ブロック分のタイルだと移動がお得になります。
島に入って物資を載せる、キャンプ地などで物資を下ろすのは歩数が掛かりません。
氷タイルを配置していき、どの氷タイルも配置できなくなったら冬フェーズ終了。今度は春フェーズになります。
やり方は冬と一緒ですが、氷タイルカードに描かれている分、氷タイルが氷解します。




この時、トラックやシロクマが乗っている氷タイルは取れません。物資が乗っているタイルも取れませんが、物資が乗っているタイルのみになったら取ることが出来ます。
これにより、自分の物資を重要なルートに落としていき、ルートを守るプレイもあります。

春フェーズも終わりになると、島へのルートが限られてきます。しかもシロクマが邪魔をして移動できないこともあります。
氷が段々減っていき、ルートが無くなって行くことも想定しながら冬に配置する必要があります。
島へのルートが全く無くなったらゲーム終了。一番物資を多く持ち帰った人の勝ちとなります。

カード運にだいぶ左右されますが、氷解などでトップへの攻撃が出来る分、ある程度平均化されます。
(凍傷を引き続けるとつらいのですが)
ゲームの前半と後半で、全然違う展開になるというのが斬新な、古典ゲームです。