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=チケットトゥライド(乗車券) メルクリン=
原題:Zug um Zug Marklin
会社:Days of Wonder
発売:2006年
参考価格:6000円
入手難易度:4
プレイ人数:2人〜5人
プレイ時間:40〜60分
タイプ:ボードゲーム
チケットトゥライドのドイツ版「メルクリン」。
今までのシステムに、乗客という概念が追加されています。

タイトルのメルクリンは、ドイツの鉄道玩具会社のようです。
海外で主流のHOゲージを中心に作っているようです。
ゲームではドイツを中心に走り回ります。

盤には縦長のドイツマップ。都市には点数チップが置いてあります。
外周には国外に抜けるルートも描いてあります。
プレイヤーは長距離、短距離のお題カードを計4枚受け取り、何枚か残します。
これを最初のお題とします。
鉄道カードには各色のカードの他、ジョーカー、+4ジョーカー、乗客カードなどがあります。
場には鉄道カード5枚を出し、プレイヤーに何枚か配ってゲームスタート。
手番では、カードを取得、鉄道を敷く、乗客コマを動かす、お題を引くといったことが出来ます。
カード取得は場か山札から計2枚。但しジョーカーを場から引く場合1枚しか貰えません。
鉄道を敷く場合、任意のルートの色の数分カードが必要です。
+4ジョーカーは4本以上のルートの時のみ使えます。
鉄道を敷くた後、両端どちらかに乗客コマを置く事が出来ます。

このシステムでの最大の特徴、乗客コマ。
プレイ中、既に乗客コマを動かすというアクションを選択したら、乗客コマを自分のルート沿いに動かして行きます。
この時、都市においてある点数チップの高い数字を持っていけます。
大都市ほど高く、数が多くなっています。
他人のラインも、乗客カードを使うことで乗り入れることが出来ます。
点数チップは早い者勝ちです。先に取って行くか、ルートが長くなってから使うか悩むところです。
乗客コマは3回しか使えません。




お題カードを引く場合、長距離、短距離あわせて4枚貰います。
そのうち最低1枚は受け取ります。

ゲームが進んで行き、列車コマが2つ以下になったプレイヤーが現れたら、そこから1周してゲーム終了。
各鉄道の長さ(長いほど高得点)、点数チップ、成功したお題カードの合計を出します。
そこから、失敗したお題カードの点数を引きます。
最もお題を成功させたプレイヤーには10点入ります。
これらの合計をして、一番点数の高い人の勝ちとなります。

乗客コマが居る事で、より戦略的な形になってます。
また、自分で距離の違うお題を選べるのも面白いです。
今までのチケットトゥライドに2ひねりくらい加えたゲームになっています。