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=ローゼンケーニッヒ=
原題:Rosenkonig
会社:Kosmos
発売:1997年
参考価格:3500円
入手難易度:2
プレイ人数:2人
プレイ時間:25〜35分
タイプ:ボードゲーム
2人用の陣取りゲーム「ローゼンケーニッヒ」。
ルールは簡単ですが、よく出来たコスモスのゲームです。

タイトルとなっている「ローゼンケーニッヒ」は「ばら戦争」。
1455年〜1485年にイングランドで発生した内乱です。
ランカスター家、ヨーク家の紋章が赤薔薇と白薔薇だったことから、後にその名が付きました。

盤は普通の格子状のマス。中央に王冠コマを置きます。
プレイヤーは移動カードを受け取るか、移動カードを使うかを選択します。
移動カードには方角(8方向)、歩数(1〜3歩)が書かれています。
全パターン、1枚ずつしか存在していません。移動カードはオープンにします。
また、移動カードは5枚までしか持つことは出来ません。
移動カードを使ったら、移動先にコマを自分の紋章を上にして置きます。
(赤薔薇、白薔薇の紋章が裏表に描いてあります)
移動先が盤から出てしまう場合、自分のコマが移動先の場合は移動出来ません。
相手のコマが移動先の場合「攻撃」を宣言すると裏返すことが出来ますが、4回しか攻撃することが出来ません。

双方が移動も補充も出来なくなり、2人ともパスを宣言するかコマが無くなったらゲーム終了。
点数計算は繋がっているコマ数の二乗で計算して行き、合計が高いほうが勝ちとなります。
1つ、3つ、5つというエリアがあった場合、1=1点、3=9点、5=25点と計算します。




このため、相手のエリアとエリアが大きくなるために繋がった要点を攻撃で裏返す必要があります。

また、パスをすると手番上、非常に不利となります。
相手のカードが見えるため、どこに移動すると次に相手が動けなくなるか、という作戦があります。
中盤〜終盤にかけてはこの作戦が非常に有効になります。
移動先があくまでカード運なので、相手が身動き取れない場所に誘導して行きましょう。

赤と白の薔薇が織り成す仁義無き陣取り。
先を読み通す力が勝敗を分けます。