=マニラ=
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原題:Manila
会社:Zoch
発売:2005年
参考価格:6000円
入手難易度:3
プレイ人数:3人〜5人
プレイ時間:55〜65分
タイプ:ボードゲーム |
コストパフォーマンスと運と戦略「マニラ」。
様々な方法で儲けを狙います。
ゲームはマニラというタイトルで密林の川輸送ゲームになっています。
実際のフィリピンの首都、マニラは非常に人口密度の高い大都市です。
首都圏という括りでの「メトロマニラ」ですら、東京23区より高い人口密度を誇ります。 ゲームでの世界観は19世紀。
ボードにあるように船で物資を輸送していました。
プレイヤーは船主になったり、海賊になったり、保険会社になったりしてお金をためていくゲームです。
ゲームに登場する物資は4種類。最初にこの物資のカードをランダムで2枚ずつ受け取ります。
そして、お金を30貰ってゲームスタート。
まず、3ターン分のゲームを仕切る管理人権を競します。
この権利を買った人は4種類中、どの3種類の物資を船に載せるか決めることが出来ます。
また、船の初期配置を決めます(合計9になるように配置可能)。
この初期配置により、物資が到着するかしないかをだいぶ左右します。
次に管理人から自分の部下を配置していきます。
配置できる場所は、船の上、監視所、積荷到着桟橋、修理桟橋、海賊、保険会社。
書いてあるコストを支払うことで部下を1つずつ置いていきます。
全員部下を1つずつ置くかパスしたら、サイコロを3物資分振って船を進ませます。
これを3回繰り返し、物資が到着したかどうか確認します。
物資が到着したら、到着桟橋に部下を置いた人に儲けが発生します。
到着しなかったら、修理桟橋の部下に儲けが入ります。
海賊はギリギリ到着しなかった船を乗っ取って到着させることが出来ます。
保険会社は置いた瞬間にお金が貰えますが、修理桟橋への支払いをする必要があります。
到着桟橋に入れた船に乗っていた部下は、船に書かれている金額を山分けします。
監視所は儲けが発生しませんが、船の移動歩数を少しだけ動かすことが出来ます。 |
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各部下に収入が発生した後、管理人だけに物資のカード(株券)を購入する権利があります。
物資は到着するごとにドンドン価値を上げていきます。
1種類以上の物資が最高の価値まで上がったらゲーム終了。
手持ちのお金と物資の値段を足した値で一番高い人の勝ちとなります。
一瞬複雑そうに見えるゲームですが、特徴のあるアクションを1つずつ選んでいく感じです。
達成しやすそうな目標は低収入。達成が難しいものは高収入。リスクに応じてリターンが設定されています。
また、管理人は常に競で取得するため、どこまで張るかが重要になります。
ローリスクだけでは無く、高収入のために踏ん張ることも必要です。
特に物資カードを安く買える序盤の管理人は比較的重要かもしれません。
コストパフォーマンスとリスクを負っての勝負が混在するゲーム。
非常に良く出来た作品だと思います。
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