週刊じゃむたん通信へ
=ロストシティ=
原題:Lost Cities
会社:kosmos
発売:1999年
参考価格:3500円
入手難易度:3
プレイ人数:2人
プレイ時間:25〜35分
タイプ:カードゲーム
クニツィアの2人用カードゲーム「ロストシティ」。
5箇所のステージを舞台に探検カードを重ねるゲームです。

カードは5種類の色(舞台)があります。
海底都市、火山地帯、森林の秘境、砂漠、雪山。
これらに対し、リスクを背負いながら探検していきます。
5色のカードには、支援カードが3枚、2〜10の数字が1枚ずつ存在します。
プレイヤーは手札からカードをステージに出す、カードを捨てるというアクションを選択します。
ステージに出す場合、支援カードは最初にしか出せません。
また、数字カードは低い順にしか配置していくことが出来ません。
2、8と持っていたら、8を出したら2を出すことが出来なくなります。
捨てる時は同じ色のカードは山にしていきます。

プレイヤーはカードを出したら、山札の一番上か、捨て札の一番上から1枚取得します。
これにより、自分は要らなくて捨てたら、相手が欲しいカードだったという展開があります。
出したカードがそのまま点数になりますが、支援カードでも数字カードでも、1枚以上出したら点数計算対象となります。
対象になる場所は20点マイナスからスタートします。
(6,7,10と出した場合、20マイナスで合計3点)
相手がソコソコいいカードを出してダメそうな場所は見切りをつけて「カードを全部捨てていく」という戦略も重要です。




支援カードは得点計算の時に、結果点数に対して倍率をつけていきます。
支援カード1枚だったら2倍、2枚で3倍、3枚で最高の4倍。
マイナスだった場合もマイナスに倍率をつけます。
カードを引く予定で支援カードをガンガンつけて、そのままカードが手に入らなかった場合、非常に大きなマイナスになります。

持っているカードが少ない数字だったら直ぐ出せますが、大きな数字だと
「これからそれより低い数字を引いたら勿体無い」
というジレンマがあります。
また、相手に使わせない為、捨てるに捨てられないカードも出てきます。

20を超えればとりあえずマイナスが無い為、高い数字と10を持っていれば、もう1枚引いたらどうにかなるということで見切り発車もあります。
運の要素も非常に大きいのですが、飛び込み度胸と読みも必要。
短時間で出来るゲームですがいろんな要素が入っている良作です。