週刊じゃむたん通信へ
=テーベの東=
原題:Jenseits von Theben
会社:Prinz Spiele/Queen Games
発売:2004年
リメイク:2007年
参考価格:7800円
入手難易度:2
プレイ人数:2人〜4人
プレイ時間:60〜70分
タイプ:ボードゲーム
2007年ノミネート
遺跡発掘を上手くゲーム化した「テーベの東」。
発掘業界(?)の雰囲気を味わえるゲームです。

テーベといえば、古代エジプトの都市で、今のルクソール付近に相当します。
この辺りの豊富な遺跡を舞台に、プレイヤーは発掘をしていきます。
都市は勉強などが行える都市、発掘などを行う遺跡都市にわかれています。
スタート都市で特殊なワルシャワ。
勉強が出来る、ロンドン、パリ、ローマ、ベルリン、ウイーン、モスクワ。
発掘が出来る、ギリシャ、クレタ、エジプト、パレスチナ、メソポタミア。
これらがゲームの舞台となります。

場には4枚の補助カードが出ています。
これは各発掘都市の専門知識、一般知識、発掘協力者、学会発表、特殊アイテムなどがあります。
盤の周辺にある週を表すマスでカードに書かれている時間を消費することで、そのカードが取得できます。
(効果の高いカードは取得に沢山の週が必要)

ある程度その発掘都市の知識が増えてきたら、実際都市に向かって発掘を行います。
知識を合計し、それを元に何週間発掘するかを決定することで、発掘できる個数が決まります。
この個数が多いほど、成功しやすくなります。
発掘は袋に入っているチップを取ります。中には半々くらいの確率ではずれが入っています。
引いた外れは全て引き終わったら戻すため、遅い発掘の人ほどはずれ率が上昇します。

発掘したものは後半になると、展覧会を開いて見せることが出来ます。
大幅な点数取得にはなりませんが、堅実な点数になります。

1つの発掘場所では、年に1回しか発掘できません。
各地の情報を仕入れてからトライするか、そこそこの知識でとりあえず掘ってみるか、難しいところです。
プレイヤー人数により、終了年数は違いますが、最終年で52週分プレイしたら終了。






発掘したアイテム、各発掘都市の知識トップ、学会での発表、展覧会などの点数を合計して、一番高い人の勝ちとなります。

発掘に際して、そこの知識が高いほうが確かに良いのですが、そんなことは関係なく大した知識も無いのに少ない個数で大物を引き当てることもしばしば。
発掘物は早い者勝ち。この辺りが本当に発掘している雰囲気を味わえます。