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=ごいた=
原題:GOITA
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:4人
プレイ時間:20〜30分
タイプ:石川県に伝わる伝統娯楽
石川県に伝わる伝統娯楽「ごいた」。
4人プレイのチーム戦ゲームとなっております。

将棋の駒と同じ内容のものを使い、ゲームを行います。
正確には、将棋のものを流用すると、裏や大きさでなんの駒か分る為、ごいた専用の駒があります。

プレイヤーは二手に分れ、チームで交互に座ります。
そして全ての駒を裏返しにし、よく混ぜ、親を決めます。
親の人は駒が見えないよう上を向き、相手チームに駒を1つ選んでもらいます。
親はそれか、その一つ前を選び、そこから全員1枚ずつとって行きます。
駒の種類は、王、飛、角、金、銀、馬、香、し(歩)。
枚数は王〜角(2)、金〜香(4)、し(10)。
将棋の数と比べ「し」だけ少し少なくなっています。

手番では、親が2つ駒を出します。
親の特権で、最初の1つは裏向きに出せます。
次の人は、親が2つ目に出した駒を持っていれば、出す事が出来ます。
出した場合、2つ目を出します。
しりとりのように全員が出して行き、誰かが駒が無くなったら終了です。

無くなった人が最後に出した駒が点数になります。


王(50)、飛角(40)、金銀(30)、馬香(20)、し(10)。
チームの合計で、先に一定の点数に達したチームの勝ちとなります。

ゲーム中の特殊ルールとしては、
開いた時に「し」が5枚あったら、チェンジが選択できる。
6枚以上あったら、即点数を貰ってやり直し。
王は他の駒の代わりに出す事が出来る(し、香の代わりには出せない)。
出した2つ目を誰も出せなかったら、出したプレイヤーが親として、再度始める。
この時に1つ目は裏返しに出せる。

チーム戦なので、味方が何を持っているか予想し、有利になるように動きます。
同じ種類の駒を多く持っているほど、他人がその駒を持っていないので戦略で縛っていく事が出来ます。

運や流れ、切り方など様々な要素が絡んでいますが、1プレイはあっという間です。
ちょっとした時間でもプレイ可能な「ごいた」。
伝統とかしこまる必要が無い、非常に面白いゲームです。