週刊じゃむたん通信へ
=エネルギーポーカー=
原題:Energie Poker
会社:Ass
発売:1980年
参考価格:?円
入手難易度:5
プレイ人数:2人〜5人
プレイ時間:60〜70分
タイプ:ボードゲーム
絶版
電力獲得ゲーム「エネルギーポーカー」。
値付けによる先取りでエネルギーを安く確保していきます。

ゲームは幾つかの時代に分かれ、その都度エネルギーを確保する必要があります。
石炭、石油、ウラン、ガス、太陽光の5種類。時代により産出量(効率?)が違います。
その年に出てくる量は一定であり、全員がぴったり必要な量です。
これらをバッティングで取り合い、取れなかった人は余ったものを高値で引き取るシステムです。

ゲームの作られた時代の背景を感じるようなバランスですが、それも良い味になっています。
プレイヤーは5種類のエネルギーに対し、幾ら欲しいかクローズで設定していきます。
その年の合計必要量が7の場合、7を分散して配置します。
このとき、お金を上乗せすると、他の人とバッティングしたときに有利です。
全員設定したら、一斉にオープンして取得していきます。
お金を上乗せした人が居た場合、その人から持って行きます。
お金が同数だった場合、より多く欲しがっている人優先です。
多く掛けるためには前年もそのエネルギーを多く使っている必要もあります。

競り負けたりして取れなかった人は、余っているエネルギーを高値で引き取ります。
エネルギーを単独で多く使っている人は、次の年にそのエネルギーが余ったときのお金を貰えます。

時代と共に、石油石炭からウランに変わっていきます。
太陽光は微増、ガスは微減で、ウランは大増量、時代を変えます。

システムは簡単なのですが、慣れるまでに少しプレイが必要かもしれません。
重要なのは時代が変わっていくこと。それに伴い、多少お金を払ってでも時代の主戦力のウランを取る必要があります。




また、時代のエネルギー配置を変化させるイベントカードもあります。
後半に行けば行くほど、豪快に変わります。

全時代が終了したらゲーム終了。一番お金を持っているプレイヤーの勝ちとなります。
それにしても、節約とか節制を考えないでエネルギーを年々取り合う様も、世界の縮図のような気もします。